世界の小さな住まい方

FabLabで作る、手作りのオフグリッドハウス「FabLab House」

前橋史子プロフィールアイコン | 2015.5.15
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FabLabという言葉をご存知でしょうか?カタカナで書くと、「ファブラボ」。英語で言うと、fabrication laboratoryの略で、3Dプリンターやカッティングマシンなど、様々な機器を揃えたものづくりワークショップのことです。ここ数年で3Dプリンターの需要が高まり、日本各地にもいくつかこのFabLabが存在します。

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今回ご紹介するプロジェクトは、そんなFabLabで作られた家のプロジェクトです。しかも、ただの家ではなく、ソーラーパネル等も兼ね備えた、いわゆるオフグリッドハウス。昔からものづくりやデザインの地産地消が盛んなスペインのマドリードで、このプロジェクトはスタートしました。

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このプロジェクトは、Institute for Advanced Architecture of Catalonia(IAAC)の学生と教授により進められました。その名の通り、建築やものづくりに力を注いでいるこの学校は、FabLabの取り組みも多く行っているそうです。しかし、今回のプロジェクトの目的は「家をつくること」。いくらFabLabに力を入れているといっても、特殊な機械が必要だったようです。そこで、今回は巨大な木材をドイツの工場で全て切り出し、組み立てをIAACの施設内で行い、現地で運ぶという計画がたてられました。

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切り出されたパーツを施設内に運び入れ、組み立てる作業はとても骨の折れる作業だったそうです。動画をみると、1つ1つ丁寧に組み立てられていくのがわかります。最初は平面だったパーツが組み合わさって立体的になっていく様子は、とても見ごたえがあります。

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屋根にはいくつものソーラーパネルが備え付けられています。そのパネルは、まるで木の葉のように日光を受け、発電します。発電された電力は、この建物ですぐに使われる他、蓄電しておくこともできます。また、この家の形は、日光だけでなく自然の風も生かせるような形になっていて、いわゆるパッシブハウスと呼ぶことができます。

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思い通りのデザインを自分の手で組み上げられるこのFabLab Houseは、ものづくりが脚光をあびている今の時代にとてもマッチしています。また、自然に優しいオフグリッドハウスでもあるため、場所にとらわれず好きな場所に建てることができ、自由度も高い家です。好きなデザインの家を好きな場所に、自分の手で作り上げる。まさにこれからの時代の理想的な家なのかもしれません。

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Via:
fablabhouse.com

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前橋史子プロフィールアイコン

Writer 前橋史子

青森生まれ、神奈川在住。津軽弁と英語とちょっとだけ標準語が得意。デザインの仕事をする中で自分の生活がなんだかよくわからなくなったため、”豊かにくらす”ことの答えを見つけるべく、日々模索中。主婦業をしながら、地元の野菜を販売したり、珈琲を提供したり、写真を撮ったり、ものを書いたりする生活を送る。NYに住んでいた頃にはまったビールと珈琲が大好きで、夢はいろんな人に美味しい珈琲とビールを届けられる場所を創ること。

HP:pictured

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