鶏小屋を改造。スコットランドの小さなジン蒸留所「Inshriach Distillery」

via: treehugger.com

スコットランドと言えば、ウィスキーやジンの本場。そのハイランド地方の森の中に、小さなジンの蒸留所がある。2015年に最優秀「納屋」賞を受賞したこの建物は「納屋」と呼ぶには大き目だが、蒸留所としてはいたって小規模。周辺に自生しているジュニパーベリーを手で摘み、その量に合うだけのジンを丁寧に製造している。

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そんな手づくりジンにふさわしく、建物もすべて手づくり。ボロボロだった鶏小屋を改造するのに2年以上かかったという。取り壊された駅舎などから廃材を調達し、備品や家具は友人や知り合いから譲り受けるなど、屋根と電気系以外はほぼ全部リサイクル。窓もドアもガラス戸も寄せ集めだ。

納屋の中は、蒸留室、サロンバー、女性専用ラウンジ、お店の4つに分かれている。ウェスタン風のバー、調律が今ひとつのピアノ、レトロなソファなどが置かれたシンプルながらも温かみのある空間で、ジントニックやマティーニを楽しむ。お店には卵やファーム用具だけでなく、手彫りの工芸品や古着なども並ぶ。

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ちなみに、ここでつくられるジンの銘柄は「Crossbill Gin」という。クロスビルというのは、ここスコットランドのハイランド地方にしか見られない野鳥の名前だ。野生のジュニパーベリーを求めて辿り着いた地での、自然に寄り添うジンづくりにちなんで、とのこと。北の果ての美しい森の中で、今日もピュアな芳香が醸し出される。

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