アウトドアで自然から学ぶ。ヒゲモジャ主夫の子育てバンライフ

via: poseidonsbeard.com

ヒゲモジャ主夫は、在宅パパならぬ“放浪パパ”を自認して、幼い2人の子供を子育て中です。フォルクスワーゲンのポップトップキャンパーは、子供たちのアウトドアでの自然学習に大活躍。ママがいない旅行でも、林道やダートを走破してコミュニティとつながります。

via: instagram.com/poseidonsbeard

ライアン・セルマイヤーとクリスティーナの夫婦は、ユニークなファミリースタイルの自由な実践者です。一家のモバイルホームは、ハワイ産のコーヒー豆から取られた「コナ(Kona)」という愛称の、VW バナゴン ウエストファリア(Vanagon Westfalia)。バナゴンの熱烈な信奉者であるライアンの8台目のバナゴンは、ポップアップルーフとコーヒービーンズ色のエクステリアが特徴です。

via: instagram.com/poseidonsbeard

料理や家事をするだけという在宅主夫の固定概念が大嫌いなライアンは、「“放浪主夫”として突っ走ります」と宣言します。ライアンパパは家やアウトドアで2人の子供の面倒を見て、ママのクリスティーナは理学療法士としてフルタイムで働いています。

結婚して最初の7年間は、ライアンとクリスティーナはハワイのオアフ島に住んでいました。 1日中サーフィンした後、彼らはビーチを上り下りしては周りのカスタムバンを見て、いつか自分たちが所有する日のことを夢見ていました。 そして最初のバナゴンを買った後に、息子のベナヤが誕生しました。

via: instagram.com/poseidonsbeard

彼らは、クリスティーナが理学療法博士(DPT)のための夏のインターンシップを完了する間に、北米太平洋岸北西部への移住を決め、ハワイからバナゴンを輸送しました。そしてワシントン州のオリンピック半島に、家族を育てるための居を定めます。ベナヤが2歳になった直後には、娘のアネラが生まれました。

via: instagram.com/poseidonsbeard

クリスティーナが働いている間の短い旅行でも、ライアンはできる限り子供たちをキャンプに連れて行きます。 すべての旅は、映画『カールじいさんの空飛ぶ家』の中の、子供たちのお気に入りのシーンで始まります。 ライアンがバンをウォーミングアップしている間、クリスティーナが「聞かせておくれ!」と叫びます。すると、ベナヤとアネラが応えます「冒険はそこにある!」。

ライアンとクリスティーナは自然を教室として使い、散策で見つけたものを拾っては学習体験の素材にします。 キャンプに戻ると、子供たちは、自分たちの宝物のコレクションを陳列します。使用済みの薬きょうと岩は、発掘された場所のストーリーを含んだ新しいおもちゃです。 大きい目をした2人の子供が、その日の発見についてノートに書き、家族はパチパチと燃える火の上でそれらを読んだり、夜空の星を見つめます。

via: poseidonsbeard.com

ライアンは語ります。
「わたしたちの生き方が、型にはまらないものと思われるとしたら、それは必要性から生まれたものです。 ママは、キャリアに関しては彼女が人生で望んでいることを常に知っていました。わたしといえば、大人になった今でも何になりたいのかを考え中です。ただそのことは、 家族を育て、旅行の自由を確保したいという希望には大いに役立ちました。わたしには子供たちと一緒にいる時間が十分にあり、ママにはキャリアのための勉強を追求する時間がありました。 ワシントンのオリンピック半島に落ち着いた現在、これまで見つけることができなかったホームと呼ぶのにふさわしい居心地の良さを感じています」

バナゴン ウエストファリアは、簡単に持ち上がるポップアップルーフ、2つのヒーターによるセントラルヒーティング、2口バーナーとシンクのあるギャレー、最大4人まで就寝可能な2つのダブルベッドを装備しています。リアエンジン搭載なのでボンネットのない広いホイールベースの室内空間。リアシートを手前に引き出すとすぐにベッドになります。

via: poseidonsbeard.com

「購入したバナゴンのうちの3台は、わたしが自宅で修理と整備をしたもので、まったく知らない人に売却しました。その3人は今ではわたしの大切な親友です。バナゴンを何台も所有してきたことで、わたしたちはバンライフのカルチャーやコミュニティに深く根付いています。わたしはバナゴンしか眼中になく、ほかの車を買いたいと思ったことはありません。このバンは、アウトドアを愛する世界中の人々にとって、趣味を問わず必要な装備を運ぶのに最適な乗り物です」。

via: instagram.com/poseidonsbeard

「バンがなければ絶対に出会うことのなかった友達をいたるところに見つけました。 たがいに会話をはずませ、時には同情を持ち寄ります。それはバンライフでわたしのもっとも嫌いなものの1つ、日常的に起こる車の故障の助け合いにつながっています」。

どこへ行くにもバナゴンは一緒です。 1年に1度のバハカリフォルニアへの旅、彼らが毎年オレゴンで主催するバンの集まり「Descend on Bend」、そしてオリンピック半島周辺の様々な場所へのショートトリップ。

via: poseidonsbeard.com

「大切なのは、出発することです。わたしが嫌いなのは、バンのビルドを夢見た旅行に出発しないための言い訳にしたり、ソーシャルメディアで有名になるための手段にすることです」。

バナゴン ウエストファリアに、長年の間におこなったカスタマイズはほとんどわずかと言うライアン。サスペンションをより高性能なものに取り替えた以外は、古いポップアップルーフを外して、バンクーバー島のゴミ捨て場で見つかったバンからハイトップを取り付けました。これによって、湿った太平洋岸北西部の冬がはるかに過ごしやすくなります。インテリアは、ARBの冷蔵庫を導入したほかは、元のウエストファリアのままの装備です。

via: poseidonsbeard.com

「わたしたちの短い旅行の多くはママ抜きです。旅の最初の夜は、小さな子供たちにとってはいつも大変です。ただおもしろいことに、滞在が長くなるにつれて、子供たちは家に帰りたくないと思うようになります」。

「わたしは子供の時にキャンプした小さな渓谷を覚えています。長い木の根が横に突き出していて、一日中そこを登ってはお尻から滑り落ちていました。 今日に至るまで、あの場所の香りと、日没の光の落ちる色彩を鮮明に覚えています。子供たちは、テレビを観て感じた最高の日を長く覚えているでしょうか?」。

via: poseidonsbeard.com

人生への自分のアプローチについて尋ねられたヒゲモジャ主夫は、一言「陽気さ」と答えました。

Via:
poseidonsbeard.com
instagram.com/poseidonsbeard
dwell.com