鶴川団地コミュニティビルダー 暮らしレポートvol.13 左近山団地の視察から学んだこと
【01.左近山アトリエ】
こんにちは、鶴川団地コミュニティビルダーのおすずこと鈴木です。
梅雨を感じさせる時期になりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私たち石橋と鈴木が鶴川団地に引っ越してきたのは2021年5月30日、梅雨に突入した頃には、大量のてるてる坊主を作ったのを思い出しました。
【02.てるてる坊主】
ふだんの団地暮らしについては、とても心地よくのんびり過ごしています。
生活に必要な日用品の買い足しや食材の買い出しをしたり。
【03.私たちの暮らし】
ご近所さんと交流があったり。
【04.ご近所さん】
地域のイベントに参加してみたり。
【05.地域のイベント】
純粋に今の暮らしやまわりとの繋がりが気に入っていて幸せです。
人との出会いとゆるやかな関係性のおかげで、私たちの暮らしや活動が成り立っていると思うと、とてもありがたく感じます。
左近山団地の視察背景
ところで私たちコミュニティビルダーは、YADOKARIのご担当者さんやURのご担当者さんとご一緒して「左近山団地」に視察に行ってきました。
【06.左近山団地】
今回の目的は「他の団地を知ることで見えてくる、鶴川団地の可能性」。
これまで私たちは鶴川の住民のひとりとして暮らしぶりに没頭したり、日常景色に触れたり、地域でご活躍されている方のお話を伺ったりなど、鶴川団地周辺で起きた出来事について向き合うことがほとんどでした。
【07.ショッピングセンター】
私たちが鶴川に暮らして早3年、このタイミングで他の団地の取り組みについてお話を伺う機会に恵まれ、鶴川団地プロジェクトのこれからについて何かヒントになるかもしれないとわくわくしながら向かいました。
左近山団地の取り組み
私たちが向かったのは、左近山団地内の商店街にあるカフェ「左近山アトリエ131110」。
【08.左近山アトリエ外観】
「団地の暮らしを豊かに」をコンセプトに、カフェの運営だけでなく手芸やお料理など手習いをワークショップ形式で開催することもあるそうです。
他にも、パンやお菓子を焼いて販売できるシェアキッチン、会議やパーティを開くことができるレンタルスペース…といったように活用の幅があります。
左近山に住む人の「表現したい」を実現できる場として役割を担っています。
今回お話を伺っていく中で特に興味深かったのは
・団地の住民が主役だからこそ、みんなで団地の広場をつくる工夫がなされていること。
・地域の中に、もう一段踏み込んだこと。
【09.デッキスペース】
左近山団地内にある広場改修が行われた際、「住民のみんながやりたいことをやれる場所」を広場のコンセプトとして、ワークショップで住民のやりたいことを考えたり、広場に置くベンチをつくったり芝生をはったり、住民主体で色んな仕掛けを広場のあちこちに計画したそうです。
設計者だけでなく、今後広場を利用する住民の目線で「考える」ことや「つくる」など実際に関われる機会があるのは、素晴らしいなと。
たしかに自分のアイデアが形にできたらついついその広場に足を運びたくなる気がします。
鶴川団地の可能性
改めて、住民としての役割やコミュニティビルダーとしての役割を見つめ直す、とてもよいきっかけになりました。
【10.唐揚げ石橋】
余談ですが、左近山団地ショッピングセンターに唐揚げ専門店があったのでつい衝動買い。
広場全体の緑もちょうどよくピクニック日和。
唐揚げを食べながら、彼はどこへ行くつもりでしょうか。
【11.唐揚げ石橋】
完全にお話がそれてしまい、大変失礼しました(笑)
でも常々思うことは、私たちが今後どこに向かっていくかは正直のところまだまだ模索中です。
それでもいち鶴川団地住民として何か意見するのであれば、左近山アトリエ131110さんの「団地の暮らしを豊かに」というコンセプトには共感します。
私は普段勤め先が新宿で、お仕事が終わって鶴川団地まで帰ってくると安心感があります。
それはきっと、今の団地暮らしに満足しているから。もっと言うと、利便性ではないところで鶴川団地の魅力がたくさんあるからだと思います。
それは例えば、暮らしの中にある些細な出来事だったり、ご近所さんとの繋がりが心の支えになっていたり。
団地の商店街で日頃から無邪気にはしゃぐ子どもたちが年々成長していくのを間近で見守っていると、いずれ私も鶴川でのびのびと子育てしたいという環境の良さに気づいたり。
これからも鶴川団地の住民として暮らしを存分に楽しみながら、その上で鶴川団地暮らしの魅力を伝え続けていきたいです。
【12.唐揚げ石橋】