目の覚めるような真っ白なコンクリートのブロックが積み重なった建物。その隙間から覗く植物の鮮やかなグリーンとのコントラストが実に爽やかで美しい。

初夏の彩りを思わせるこの建物は、ベトナムのホーチミン市の市街地に建てられたもの。建築を手がけたのは、ホーチミンを拠点に活躍する大手建築事務所Vo Trong Nghia(ボー・トロン・ニア)建築事務所と、同じくホーチミンを拠点に活躍する日本人建築家の西澤俊理氏と佐貫大輔が率いる建築事務所Sanuki + Nishizawaだ。

毎年65万人近くの日本人が訪ねているというベトナムは観光地としても日本人に人気の地域だ。ベトナムと言って皆さんが思い浮かべるのは何だろうか?アオザイを着た美しい女性?可愛らしいベトナム雑貨?それとも新鮮な野菜をふんだんに使ったベトナム料理だろうか?

今回ご紹介するのはベトナムはホーチミン市に旅行者の憩いの場としてできた「Vegan House」だ。その名の通り、ここはベトナム文化を広めるホットスポットであると同時に、主にビーガン料理を教える料理教室でもある。

ベトナムは自然災害が多い。この国を襲う自然災害で代表的なものには台風、洪水や地滑り、そして干ばつなどがある。災害でこうむる被害総額はベトナム全土を通してかなりの額に登る。人命でいうと毎年500名の命が災害で奪われ、金額ではベトナムのGDPの1.2%もの金額が失われている。災害によって発展の速度が鈍ってしまうような状態だ。

そんな自然災害国家でもあるベトナムでは、こういった自然災害の被害をいかに最低限にとどめるかが非常に重要になる。今回ご紹介したいのが、洪水で家が沈んでしまうなら、家ごと浮かしてしまえという画期的な発想で建てられた「Blooming Bamboo Home」だ。ちなみにBloomingとは全盛と言う意味と同時に、途方もないという意味を持つ。まさに、途方もない竹の家なのだ。

ベトナムのホーチミン市には地域の若者が集まるコミュニティースペースが不足していた。そのため、教会を地域のコミュニティースペースとして作り変えることとなった。このプロジェクトに関わったのは、地元ホーチミン市を拠点に活躍する設計事務所a21studioだった。彼らは竹を用いたプロダクトデザインや、緑の草原に佇むフレームだけの教会など、実験的な建築物まで様々な仕事を手がける設計事務所だ。

限られた予算の中、彼らは知恵を絞る必要があった。最低限の材料と、教会がもともと持っていた廃材をうまく利用し、出来上がったのが、a21studioの建築した「The Chapel」だ。

ベトナムのハティン省はハノイから341㎞の場所にある、中北部に位置する省だ。一年を通した最低気温が15℃、最高気温は40℃と一年を通して比較的温暖な土地だ。今回は、ハティン省ハティン市の中心にできたコミュニティーセンター「BES Pavilion」をご紹介したい。

ベトナムのホーチミン市は、ベトナム社会主義共和国最大の経済都市だ。ここは熱帯気候で、平均気温が28℃とまさに常夏。1年は雨季と乾季の2つの季節に分かれている。

そんなホーチミン市の中心にあるビン・タン地区に建てられた二世帯住宅「Binh Thanh House」をご紹介したい。60代のカップルと、その息子夫婦と孫が一人という家族構成のオーナー一家。彼らが新しい住居の建築依頼をしたのが、ベトナム人と日本人の設計チームだった。

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