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YADOKARIの自由研究

【イベントレポート】あやセンター2周年ぐるぐる感謝祭!!

2025.12.11

「やってみたいを、やってみる」をコンセプトに掲げるあやセンター ぐるぐる。11月3日(月祝)に、オープン2周年を記念して「ぐるぐる感謝祭」を開催しました!

あやセンターらしく、地域の方々の「やってみる」が集結したイベント当日の様子をレポートします。

白熱!ぐるぐる運動会

オープニング企画は、parkで行われた「ぐるぐる運動会」。知・体、そしてあやセンターへの愛が試される3つの企画が用意されました。

30秒間で万歩計を何回振ることができるか競う「ぐるぐるマンポケトライアタック」、巨大オセロを自分の色にひっくり返すオセロマッチは、大人も子どもも本気で挑み大盛り上がり。

ぐるぐるフレンズの1人であるしんさんの企画「○×ぐるぐる選手権」では、「綾瀬駅からあやセンターまでは徒歩5分?」、「これまで開催されたイベントは200を超える?」など、あやセンターにちなんだ問題が出題。あやセンター愛が試されるクイズに真剣な顔でのぞむお子さんの姿が印象的でした!

ピアノ弾き語りライブ

運動会後には、いろはに波音さんによるピアノの弾き語りライブを開催!30分間たっぷりと、心地よい生演奏がparkに響き渡りました。

午後にもゲリラ演奏が行われ、ぐるぐるフレンズと参加者が熱唱する生演奏リサイタルが開幕。居合わせた人たちも手拍子で参加し、あやセンターがあっという間にコンサート会場に。曲が終わると拍手喝采で、音楽の持つパワーを感じる一幕でした。

完売御礼!テリヤキブリトー

ランチタイムには、調理師であるみーこさんのつくるテリヤキブリトーを販売。野菜たっぷりの手作りソースとチキンをくるりと巻いたランチメニューは大人気で、用意していた30食が完売となりました!

ぐるぐるフレンズブース

お昼過ぎには、今まであやセンターでイベントを開催してくださった方々や、常連さんからつながった方々、通称”ぐるぐるフレンズ”によるブースが出展!

多くの方が参加したのが、足立区在住のプロカメラマン・かんなさんによる「遺影イェイ」です。遺影をポジティブに撮影する足立区で大人気のイベントで、あやセンターでは初めての開催でした。

ステキな笑顔のかんなさんにつられて、カメラを向けられた皆さんも自然な笑顔に。あやセンター前の下町情緒感じる風景を背に、”その人らしさ”溢れる魅力的な写真が撮影されました。

▼当日撮影された写真はこちら!https://www.instagram.com/p/DQpDj93ks5Z/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

そのお隣では、「南信州の小さな八百屋さん」(@vege_fru_minamishinsyu)が出展。大自然のなかで育ったジョナゴールド、シャインマスカットとピオーネのミックスカップぶどうが販売されました。試食も大好評で、フルーツはすべて完売する人気ぶりでした。

おうち食育協会の阿部あきなさん( @akina_healthy_and_smile )は、「はじっこお野菜スタンプ」を使ったうちわ作りワークショップを開催。レンコンやにんじんなど、料理の際に捨てられてしまう野菜のはじっこをスタンプにして、ぐるぐる2周年ロゴが印刷されたうちわを彩りました。

「捨ててしまうお野菜のはじっこをこんな風に使えると分かって、料理が楽しくなりました!」と声をかけられることもあるのだとか。それぞれの野菜の特徴を活かし、カラフルでステキな模様ができあがっていました。

毎月あやセンターで行われているselfish.aroma・Hitomiさん (@selfish.aroma_twinsによるアロマワークショップをこの日も開催!

アロマインストラクターであるHitomiさんのアドバイスを受けながら、自分好みにアロマをブレンド。あやセンターの周年記念シールが付いた特別なボトルに、自分だけのアロマスプレーが完成しました。

大人も子どもも個性豊かな作品を生み出していたのが、ソルトアートのワークショップ。絵の具でお絵描きをした後に、塩の結晶をまぶしてアートを完成させます。

かわいい兄妹2人がソルトアートを始めると、大人たちは興味津々。最初はただの一粒のお塩だったものが、絵の具の上にポツリと落とされ、時間が経つと少しずつ結晶の形に変化していきます。

その変化を楽しみつつ、参加した方はお互いの作品を自然とほめあっていて、とても温かい光景が生まれていました。

こちらのブースは、おばあちゃんとお孫さんで出展。そして向かいのブースでは、お母様が手作りのバッグを販売していました。親子3代で「やってみたいを、やってみる」光景に、あやセンターが世代を問わず地域の方の挑戦する場・楽しむ場になっていることを感じることができました。

喫茶ぐるぐる&chitoさんのお菓子

おやつの時間になると、2つのブースでお菓子の販売がスタート!

1つ目のブースは、「『喫茶ぐるぐる』やってみたマスターの子どもたちによるコーヒー&ホットチョコ」です。夏にイベントを企画・運営した子どもたちが、1日限定の”喫茶ぐるぐる”に定員さんとして登場!

エプロンと三角巾を身に着けた子どもたちは、「ホットコーヒーいかがですか?」と声をかけたり、おすすめのトッピングを紹介してくれたりと、立派な定員さんとしてあやセンターの2周年を盛り上げてくれました。

あやセンターの軒先では、良質でシンプルな素材を使ったこだわりのお菓子を販売するchito home sweetsさん (@chito_home_sweets )が出展。コーヒーやホットチョコレートとも相性抜群なお菓子を販売し、多くのお客さんがブース前に集まりました。

シークレット選書&本くじ

本屋さんとしての機能を備えるoasisでは、本にまつわる2つの企画を開催!

入口を入ってすぐの棚に用意されたのは、シークレット選書コーナー。かわいい包装紙に包まれた、中身の見えない本が並びます。

この本は、スタッフやあやセンターで読書会イベントを開催しているしんさん(@ayasekoukasita)がセレクトしたもの。来場した方の多くが包装紙に書かれたおすすめメッセージを熟読し、迎え入れる一冊を選んでいました。

その奥には、スタッフお手製の本くじを設置。「文字多め」、「絵多め」の2種類からくじを選ぶことができ、運命の一冊を手繰り寄せることができるなんともワクワクする仕掛けです。

とある絵本を引き当てたお子さんは「面白そう!たくさん読むね!」と大喜びで、その場ですぐに本を読み始める姿も見られました。大人も子どもも、本との偶然の出会いを楽しむ、oasisらしい企画となりました!

個性豊かな「BAR○○」

同じくoasisでは、訪れる時間によって、マスターとテーマが変わる4つのBar企画を開催。トップバッターは、純子ママと相方の愛子さんによる恋バナBarです。

「アヤセ未来会議」から生まれた街コン「スナック純子」を運営する2人がカウンターに立つと、あっという間に昭和レトロなスナックの雰囲気に早変わり。2人が醸し出す話しやすい空気によって、お悩み相談をしたり、お互いの恋愛スタイルについて話をしたりと、会話に花が咲いていました。

お昼過ぎには、音楽好きのしんさん( @ayasekoukasita )、じゅんさん (@utashiro_dr )によるmusic bar snob(s)が開店。お二人がその場で選曲した曲が流れるというなんとも贅沢なBARタイムが繰り広げられました。

「音楽」という共通のテーマをきっかけに、ドリンクを片手に音楽と会話を楽しむステキな昼下がりとなりました。

oasis前の屋台でも、Bar企画を開催。まずは、わたなべみつこさん( @32o_watanabe )による「石に短歌を名付けるBar」です。

短歌を長い名前と捉えて、石に名付けをするインスタレーション作品を制作しているわたなべさん。

この日は、屋台にわたなべさんが厳選した石がズラリ。このなかから好きな石と言葉を選んでマスターであるわたなべさんに渡すと、短歌が完成!

参加された方は、「やってみるまでは想像がつかなかったけど、とてもおもしろかったです」と、名付けられた石を大切に持ち帰っていました。

続いては、あやセンタースタッフ・なりたさんによる似顔絵Bar。屋台には事前に制作された、あやセンタースタッフの似顔絵が描かれた空き瓶がズラリと並びます。

ステキな似顔絵につられて、年齢や性別を問わず描ききれないほど多くの方が似顔絵Barへ参加。会話を楽しみながら、その場でオシャレな似顔絵が完成し、オリジナルラベルとしてプレゼントされました。

未来へ繋がる「思い出展示」

oasisの壁には、過去にあやセンターで開催したイベントの記録を展示。2年間の濃密な思い出を振り返るとともに、来場者の方々に「やってみたい」イベントを記入していただきました。

誰かが書いたアイデアを見て、「これが実現したらおもしろそう!」と会話をしたり、自分の新しいアイデアの種になったり。あやセンターのこれまでとこれからに思いをはせる展示ブースとなりました。

会話必須!ぐるぐるビンゴ

あやセンター全体で行われていたのが、「ぐるぐるビンゴ」。スタッフや来場者の方に番号が書かれた名札が渡され、お目当ての番号の人を見つけたら、声をかけてビンゴカードに書いてあるクエスチョン! 答えてもらったらビンゴが1マス埋まります。

ビンゴができたら、ハズレなしのガチャガチャに挑戦し、ステキな景品がゲットできました。

【景品一覧】

・山菊米穀店さん(@yamakikurice)のお米
・2周年感謝祭限定デザイントートバック
・ゆるり珈琲さん(@yururicoffee)のドリップバックコーヒー
 感謝祭限定パッケージ!
・TOKYO ACLYLさん( @tokyo_acryl )のアクリルキーホルダー
・あやセンターカフェ利用時に使える無料券

あやせのみらいを考えるトークセッション

2周年の感謝祭のトリを飾ったのは、『あやセンター2周年記念 Talk & Work Session!~アダチ・ひと・ミライ~』です。

ゲストは、足立区SDGs・協創推進課課長の小宮舞子さん、コミュニティスペース「あやせのえんがわ」を運営する森川公介さん。あやセンターのコミュニティビルダー・君塚豊がファシリテーターとなり、足立区のまちづくり、ひとづくり、コミュニティづくりのこれまでとこれからについて考えました。

今回は初めての試みとして、参加者のみなさんがリアルタイムで質問や感想を送れるチャット機能を活用。トーク中でも気軽に感想や質問を送ることができ、双方向のコミュニケーションが生まれる参加型のトークセッションとなりました。

ハードのまちづくりに疑問を抱いて、ソフトのまちづくりに力を注いできたと語る小宮さん。

小宮さん「令和4年度からスタートしたアヤセ未来会議(※)で、思った以上に自分のやりたいこと、地域のためにやりたいことがある人がいると分かり、そんな思いを受け止めるためにできたのがあやセンターです。

綾瀬では、『やってみたいを、やってみる』土壌はできてきたと思うので、暮らしのなかで当たり前のように『やってみたいを、やってみる』ができるようになるのが次のステップなのかな。

誰かに言われたからではなく、自発的にやりたいことをやって、小さな成功を積み重ねられる場が当たり前のようにあるまちになったらいいな、あやセンターもそういう場所でありたいなと思っています」

(※) アヤセ未来会議……「綾瀬をもっと愛される地域に」をコンセプトに、みんなで「やりたい」「やってみたい」アイデアを自由に出し合う場。綾瀬の街づくりに興味がある方は、どなたでも参加可能。

オープンからの2年間で、「やってみたい」の相談を約400件いただき、実際に200件以上を形にしてきたあやセンター。「やってみたいを、やってみる」土壌ができた今、「その先にある理想の足立区とはどんなまちだろう?」という話題へ。

「思い描く理想の足立区」についても皆さんの意見が次々にチャットへ届きます。           

森川さん「僕は福祉業界出身の人間ということもあり、立場や職業を超えて、住民同士で支え合って、生きがいがあるまちづくりを行う『地域共生社会』は、目指すべき一つの形だと考えています。

どちらが支えて、どちらが支えられているのか分からなくなる。そんな循環が起きる社会になったら理想的ですよね。自発的なアクションが積み重なって、対話や関係性が広がっていくと、だんだんと『地域共生社会』が実現していくのかなと思っています」

セッションの後半には、近くの席に座った方とミニワークを実施。自分の思う理想の足立区、そしてその理想のまちになるために自分にできるアクションを考え、チームの方とざっくばらんにおしゃべりしました。

最後は、「宣言することでActionの実行率をあげよう!」ということで、チャットに「次に自分が実行するAction」を宣言して、トークセッションが終了となりました。

「やってみたいを、やってみる」のその先へ

オープンから2年間で、さまざまな「やってみたいを、やってみる」を実現してきたあやセンターぐるぐる。この日宣言したActionが、3周年を迎えるころにどう花開くのか。「やってみたいを、やってみる」の先にある未来が楽しみになるような、2周年感謝祭の1日でした。

ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました!

取材・文/橋本彩香

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