サザビーリーグが主催するビジネス創造プロジェクト「Lien PROJECT」でYADOKARIがファイナリスト8組に選ばれました!
YADOKARIが運営する「未来住まい方会議」では、豊かな住まい方とは何か?その暮らしを実現するにはどうすれば良いのか、そのヒントを発信し続けてきました。
日本の住まいは、長期のローンを組んで買う家やマンションか、賃貸のマンションや借家など、その選択肢が限られています。
しかし、300万円前後で手に入るスモールハウスや、住む地域を移動しやすいモバイルハウスなど、欧米でポピュラーになりつつある住まい方が日本に広まれば、住まい方の選択肢が増え、各々に適した予算や、適したサイズの暮らしができるはず。
このコンセプトを実現し、加速させるため、YADOKARI代表のさわだ・ウエスギが、株式会社サザビーリーグが主催するビジネスコンテスト「Lien PROJECT(リアンプロジェクト)」にエントリーし、255組の応募の中から予選会を勝ち抜き、ファイナリスト8組に選出されました。
Lien PROJECT(リアンプロジェクト)は「”リアル”でもまだまだやれることはたくさんある」をテーマに、「半歩先のライフスタイルをつくる」ビジネスアイデアを募集するコンテストです。
第一回となるコンテストの審査員を務めるのは、「アフタヌーンティー」や「アニエスベー」などを運営する『株式会社サザビーリーグ』の会長 鈴木陸三氏や、「クリスピークリームドーナツ」などを運営する『株式会社リヴァンプ』の代表取締役 澤田貴司氏、『株式会社ルミネ』代表取締役の 新井良亮氏など、日本の経済やライフスタイルを牽引する企業の取締役・執行役員の方々が集まりました。
人々の生活を豊かにする「スモールハウスビレッジ」
観客400名以上が集まった今回のコンテストは、255組の応募の中から予選会を勝ち抜き、ファイナリストに選出された8組の企業が登壇し、審査員の前でプレゼンテーションを行いました。
YADOKARI 代表のさわだ、ウエスギが今回のビジネスコンテストで提案したのは、「スモールハウスを拠点にしたコミュニティビレッジ」。
スモールハウスを拠点に、ツリーハウスや小屋を使った小商いのマーケットを作り、新しい豊かな暮らしを実現するコミュニティを作る。そして、そのコミュニティを世界中に広げるアイデアです。
コミュニティビレッジで提供するサービスは「スモールハウスの販売」「宿泊・レンタル事業」「イベント運営事業」の3つ。
「スモールハウスの販売」では、YADOKARIが企画販売するスモールハウス「INSPIRATION」や世界のスモールハウスの代理販売を。「宿泊・レンタル事業」では、スモールハウスやテントの貸し出しを。「イベント運営事業」では、マルシェやワークショップなどのイベントを行い、事業化を行うアイデアをプレゼンしました。
キーワードとなったのは「住まい方の選択肢を増やしたい」「ダウンサイジングはすべての産業に変革をもたらす」「豊かさ・幸福度を考えるきっかけとなるスモールハウス」という言葉です。
プレゼンテーションの合間にはYADOKARI小屋部や、YADOKARI小商い部、YADOKARIサポーターズも紹介されました。
“ライフスタイル”は経済を巻き込むもの
5分のプレゼンの後、審査員との質疑応答がはじまります。
このアイデアに対して、「市場規模は?」「収益は見込めるのか?」「人間の欲求は拡大する。そもそも”ミニマルライフ”は人間の根本の部分に反しているのではないか?」など、ピンとはりつめた空気の中、多くの質問が投げかけられました。
ライフスタイルとは、衣食住だけでなく、職や経済もその中に含まれています。いくら優れたアイデアでも、高い志でも、実現させたり、持続可能な形にするには、資金や時間など様々なリソースが必要です。
今回のコンテストの審査員は日本の著名な会社の経営者です。その視点から生まれる質問は、持続可能なライフスタイルを形作る大きなヒントになりました。
今回のLien PROJECTの特徴は、美容師やミュージシャン、お弁当屋さんなど、様々な職業の方がプレゼンターとして参加していること。
「半歩先のライフスタイルをつくる」ビジネスアイデアを募集する、というコンテストの趣旨に沿う形で、業界を超えてアイデアが集まりました。
そのアイデアは、スマホを利用した電子ロック、耕作放棄地を減らすための農業スクール、15分で毎日スタイリングをしてもらえる美容院など様々で、会場と審査員を楽しませていました。
堂々とプレゼンを行う人、緊張する人など、プレゼンのやり方は様々でしたが、その熱意はどれも本物です。どのアイデアも、実現すれば、より社会が楽しく便利になりそうなものばかりで、YADOKARI代表の2人も大いに刺激を受けたようです。
コンテスト受賞者は……!?
どのアイデアも素晴らしく、誰が受賞してもおかしくはない状況の中、最優秀賞を獲得したのは FCN株式会社の「日本の食・子・農を繋ぐ、FCNのお弁当」というビジネスアイデアでした。
シングルマザーや共働き家庭のお子さん向けの手作り弁当を提供するアイデアで、代表の椎名伸江さんの志や熱意が審査員の共感を呼び、受賞となりました。
優秀賞は、株式会社マイファームの「休耕地を再生させて自産自消ができる社会を」というビジネスアイデア。
こちらは、耕作放棄地を減らすための農業学校や、農作物を活用するレストランの経営など、休耕地を再生させるサイクルを実現させるアイデアです。
今回、惜しくもYADOKARIは賞を逃しましたが、「新しい住まい方で、豊かな暮らしを実現する」”YADOKARI”というライフスタイルの実現を目指し、活動を続けていきます。これからも応援よろしくお願いします。