未来まちづくり研究所 Vol.4カフェを通じて地域にコミュニティをつくる 〜 日常を豊かに過ごすお店づくりとは?? 〜
◎未来まちづくり研究所とは?
これからのまちづくりの可能性、エリア開発、コミュニティ支援に関わる企業担当者、オピニオンリーダーなどをお呼びしたディスカッションや参加者同志の繋がりを通して、未来の暮らしのヒントがみつかるリレーイベント「未来まちづくり研究所」。
コロナによって生活様式も大きく変わり、先が見えない時だからこそ、会社や組織という枠を超えて「これからのまちづくり」を皆で考え、共にディスカッションできる場の必要性を改めて感じています。是非、お気軽にご参加下さい。
◎ 今回のスペシャルゲスト
皆さんは、どんな街に暮らして、どんな日常を過ごしたいですか?
世界的なコロナショックの影響もあり、働き方・暮らし方の変革が求められる時代に自らの居住環境・ワークスタイルに変化をもたらす人がとても多くなっています。
自分が暮らす街や家族と地域で過ごす時間が長くなった時、私たちは何を求め始めるのでしょうか?また、社会構造の変化や想定外の出来事が起こったりと先が見えない中で、これからを生き抜くための「人との繋がり」が必要になってくる時代。その中で、日常の豊かな過ごし方、暮らしへの価値観の変化、ますますコミュニティへの意識が高まっているように感じます。
今回ゲストとしてお呼びするのは、カフェを通じて地域にコミュニティをつくる株式会社WAT(以下、WAT)の樋口康太郎(ひぐちこうたろう)さんです。
WATはカフェを通じて地域にコミュニティをつくる会社です。ただ飲食ができるだけの場所ではなく、そこに人が集まることで街に賑わいをつくることをゴールに考えています。街にあたらしい価値を生むお店やスペースを運営したり、海外からの日本出店のプロデュースや、協働でのお店づくりと運営をしています。
お客様とのコミュニケーションを大切にしながら、地域に溶け込み、コミュニティ醸成まで行う。
ハンドドリップで丁寧に淹れたコーヒーや手作りスイーツ、20代から子育て世代を中心に人が集い、お客様同士や初めて会った人同士が気軽に語り合う、アットホームな雰囲気が漂う心地良いお店が多いのが印象的です。
今回カフェを中心に地域のコミュニティの取り組みをしているWATさんに、これからのお店づくりやコロナ禍の取り組みなど、他にはどのような事業展開していくのか?など樋口さんにお話を伺っていこうと思います。
◎WATが手がける最新事例
knag
https://knag.jp/
「KNAG」はお客さまと心地の良い会話をつなぎ、多様な人々の交流の拠点としてコミュニティを育むカフェです。店名の「KNAG」は北欧の言葉で「コート掛け」を意味し、この街の方々がコートを掛けて寛ぐような場になれれば、という想いで名づけました。肩の力を抜いて、コーヒーを飲んだり、会話を交わしたり、お酒を楽しんだりと日常に寄り添うカフェを目指します。
「Marked」のベーカリーで毎朝焼き上げたフレッシュベイクや、「Coffee Wrights」のコーヒー、こだわりの調味料を使用したデリやサラダを楽しむことができます。
その他にも、ワークショップやイベント、ランチミーティングなど用途に応じてご利用いただけるゆったりとした個室も。新しいことを始めてみたり、人とつながったり、街の人たちと繋がるカフェになっています。
Marked
https://www.instagram.com/marked_honjo/
Marked(マークト)は英語で「気になるもの」、デンマーク語で「市場」を意味するちいさな食料品店。「ただ飲食ができるだけの場所ではなく、おいしい食べ物を提供し、人が集まり、思いをかわすことで、街に賑わいをつくりたい」というコンセプトも。
日本や海外、あちこちへ出かけて見つけてきた、作り手の誠意や工夫を感じる食べものを取り揃え、そして誠意や工夫を練り込んだパンやアイスクリームを提供する。
パン製造については練馬「パーラー江古田」の原田さんの監修のもと、商品開発や技術指導が行われている。このパンを買い求めてくる地域のファンも多いお店です。
◎WATの出店エリアやお店
WATの店舗づくりは、さまざまな街でカフェを通して大切な人との会話や新しい出会いを提供し、街の人が穏やかに過ごせるような活動と、いずれも街にあたらしい価値を生み出します。
参考インタビュー:「カフェづくり」から「コミュニティづくり」を考える~目の前の人と本質に向き合うことへの追求
https://pool.amana.jp/float/2019/07/31/wat-ishiwatari-interview/
三軒茶屋・蔵前などの「Coffee Wrights」、ひばりヶ丘団地の「COMMA、COFFEE」、大崎「カフェ&ホール アワーズ」など、東京・神奈川を中心に18店舗、街に溶け込むように運営しています。
出店エリア・店舗一覧:http://wat-inc.jp/shop/
また後半では、暮らし・まちづくり・可動産などで既成概念に囚われない新たな開発プロデュースを展開するYADOKARIの伊藤氏・はじまり商店街共同代表の柴田氏とともに、カフェから始まるまちづくりの可能性についてトークディスカッションを展開します。
◎YADOKARI:Tinys Yokohama Hinodecho / BETTARA STAND 日本橋
(グッドデザイン・ソトノバアワードなど各種受賞)
https://yadokari.company/works
「YADOKARI」は遊休不動産×可動産を活用したエリア開発・複合施設プロデュースを電鉄・不動産ディベロッパー・自治体さまと共に多数展開。宿泊、飲食、オフィス、各種多目的スペース含め、土地条件の厳しいエリア開発、今後のMaaS市場なども見据た新たな開発を展開。
◎YADOKARI:タイニーハウス・VAN
https://yadokari.company/products
「YADOKARI」は移動ができる新たな空間商品として、様々なタイニーハウス・VANを展開中。販売・レンタル・自由設計含めてワンストップでの提供が可能。
◎はじまり商店街:いろどりの杜(グッドデザイン受賞)
https://hajimari.life/blog/5382/
団地「いろどりの杜」では1960年代に建てられた団地を単純にリノベーションするだけでなく、「私たちの暮らしは”作る”から始まる。」をコンセプトに、部屋は全てDIY可能な他、団地に居住する大工さんにDIYを教えてもらったり、本格的な工具が借りられる「シェア工房」や「シェア菜園」などを備えたコミュニティ醸成型の新しい団地活用を展開。
「まちづくり」という広義な話を紐解きながら、参加者の皆様にとっての未来の暮らし方、働き方、街での過ごし方を豊かにするヒントが隠されているかもしれません。皆様のご参加を心よりお待ちしております!
◎ こんなヒトに来て欲しい
・これからのエリア開発・まちづくりの未来に興味のある方
・持続可能な地域コミュニティの運営に興味がある方
・日常の賑わいづくりに関わりのある方
・地域創生、関係人口、SDGsなど興味のある方
etc
◎ スケジュール
18:45 開場/受付
19:00 スタート(テーマ説明・ゲスト紹介・主催紹介)
19:20 1部:ゲストより「WATのまちづくり」について(WAT紹介含む)
19:50 2部:パネルディスカッション(参加者からの質疑応答含む)
20:40 交流会(現地参加者のみ、入退場自由)
21:30 中締め・完全撤収
◎ イベント概要
【日時】
2022年5月10日(火)19:00~21:30(18:45開場/受付)
【定員】
①現地会場参加:30名(特典:交流会付き)
②オンライン参加: 100名
【参加費】
無料(現地・オンライン共に)
【申込方法】
peatixにて申込:https://watyadokarihajimari.peatix.com
【場所】
FinGATE KAYABA 1階 イベントスペース
【住所】
〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町1丁目8−1
【アクセス】
東西線・日比谷線「茅場町」駅 徒歩1分
銀座線・都営浅草線「日本橋」駅 徒歩4分
半蔵門線「水天宮前」駅 徒歩12分
【主催】
YADOKARI株式会社・株式会社はじまり商店街
【会場協力】
平和不動産株式会社
◎ 今回のスペシャルゲスト
樋口 康太郎
株式会社WAT COO
<プロフィール>
1981年神奈川生まれ。
建築・都市開発の会社を経て飲食業界へ。
株式会社WATではカフェやコミュニティづくりを中心とした店舗の運営、企画・プロデュースを経て、会社組織全体の運営やマネジメントに携わる。
◎ ファシリテーター
伊藤幹太
YADOKARI株式会社
エリアイノベーションユニットプロデューサー
<プロフィール>
1995年生まれ。中央大学総合政策学部卒。横浜市在住。
2019年よりYADOKARI(株) に入社。 自社施設「Tinys Yokohama Hinodecho」の運営を経て、行政や自治体、ディベロッパーと共に、様々な企画プロデュース・まちづくり支援を行う。
担当に、RIDE ON シバヒロ(町田シバヒロ)、芹ヶ谷公園 芸術の杜プロジェクト、未来団地会議 鶴川団地プロジェクト、FOOD ART STATION(日ノ出町〜黄金町高架下)、Vivid Workers Place(グランモール公園)等。
YADOKARIメディア:https://yadokari.net/
YADOKARIコーポレート:https://yadokari.company/
柴田 大輔
株式会社はじまり商店街
共同代表取締役/コミュニティビルダー
<プロフィール>
1988年生まれ秋田県出身。鎌倉を拠点にシェアハウスやゲストハウスの運営。他にもカフェ・バル・家具屋に関わりながら、街のコミュニティづくりを。
2018年8月から株式会社はじまり商店街(YADOKARI子会社)共同代表。年間300を超える多様なイベントの企画・運営。他にも大手企業の社員研修やまちづくりの講師などを担当している。都内の拠点10ヶ所を中心に多様な賑わい作りやコミュニティ伴走支援を行う。
はじまり商店街:https://hajimari.life/