タイニーハウス、最前線

【海外事例】人の手で運べて組み立ても簡単。自然に寄り添うタイニーハウス「Softshell」

2025年03月19日

via: the-nokken.com

どんな場所にも軽やかに馴染み、跡を残さずに移動できるシェルターがあったら──。そんな思いから誕生したのが、デンマークの建築スタジオ BIG とキャビンメーカー Nokken による「Softshell」だ。このタイニーハウスは、トラックやクレーンを必要とせず、人の手で運び、組み立てができる設計が特徴。地形に合わせて柔軟に調整でき、土地を掘削することなく設置可能なため、自然に優しく、撤去後も環境に痕跡を残さない。

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シンプルだけど洗練された、移動可能な空間

Softshellは、遠隔地や自然豊かな場所でも快適に過ごせるようにデザインされたタイニーハウスだ。木製フレームとキャンバス生地を組み合わせた独自の構造を採用し、軽量でありながらも堅牢なつくりとなっている。宿泊施設としてはもちろん、個人の庭に設置するスタジオやゲストハウスとしても活用できる。
「Softshellは、持ち運びができる簡易な宿泊施設でありながら、洗練されたデザインと高い耐久性を兼ね備えています」と、Nokkenの共同創設者ネイサン・エイロットとジェームズ・ヴァン・トロムプは語る。

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自然の中で暮らすように泊まる、機能美あふれるデザイン

Softshellの基本構造には、強度と耐久性に優れた グルーラム(集成材) を使用し、外装には コットン混合キャンバス生地 を採用。しっかりと風雨を防ぎつつ、通気性が良く、室内を快適に保つ。
テントのサイズは 4.2メートル四方の基礎 を持ち、中央に向かって 高さ4.75メートルの三角屋根がそびえる開放的な空間。さらに、 2.1メートルのデッキスペースを備え、自然の景色を存分に楽しめる設計になっている。
「BIGとのコラボレーションにより、機能性とエレガンスを融合させたデザインが生まれました。Softshellは、ミニマルながらも居心地の良さを追求した、新しい移動型住居の形です」とNokkenのチームは説明する。

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環境と調和する、やさしい建築

Softshellは、環境への影響を最小限に抑えることを目的に設計された。モジュール式の木製基礎は 地形に合わせて調整可能で、掘削を必要とせずに設置できる。これにより、土地を傷つけることなく、撤去後も環境に影響を残さない。
「私たちは持続可能な設計を重視し、設置する際に土地を壊さない方法を模索しました。Softshellは、環境保全を大切にする場所にぴったりの宿泊施設です」と、開発チームは語る。

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2025年、販売開始。

現在、Softshellの試作モデルはカナダでテストされており、2025年中に正式販売が開始、日本への配送も可能とのことである。エコツーリズムやグランピング需要の高まりに応える新しい選択肢として、自然と調和した宿泊施設の在り方を提案するSoftshell。軽やかに移動しながら、どこでも快適に過ごせるこのタイニーハウスが、新しいライフスタイルを生み出していくかもしれない。

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