トタン造りだけどモダン。トレーラーハウス「CONTEMPORARY SHEPHERDS HUT」
こんなトタン小屋のような建物を道端で見つけても、「物置き小屋かな」と特に気にも留めず通り過ぎてしまうかもしれない。しかし、この小屋は素通りするにはもったいない、とても素敵なトレーラーハウスだった。
このトレーラーハウスをプロデュースしたのは、イギリスの東イングランドにある「CONTEMPORARY SHEPHERDS HUT」。正面に立つと、ガラス張りの壁面兼エントランスから室内がよく見える。こんなにラフな外見なのに、少しだけテラスのようなスペースがありグリーンも置かれているのがイギリスらしい。
トタン板に覆われて金属的なイメージだった外装とは一転して、室内は全面ウッド調で統一。床、壁、屋根すべて白くペイントされた木材が使われているので、温かみを感じさせながらもすっきりとまとめられている。
壁に窓もあるけれど、天窓が細長く設置されているので上からも光が降り注ぐ。プライバシーも確保しつつ採光できる気の利いたデザインだ。
キッチンには、小さいながら二口の電熱コンロが。ミニ冷蔵庫もあるので、傷みやすい食材だって躊躇なく購入できるのがいい。 そして間仕切りの奥には寝室となるスペースが区切られている。ともすればトレーラーハウスは全て入り口から一望できてしまうことが多いが、ここは視線を遮ることができる。
しかも、シャワーブースは超モダン。まさかあのトタン小屋風の外見に、こんな清潔な水回りが設けられているなんて誰も思わないのではないだろうか。
でも、そんなモダンなシャワーブースの入り口ドアはこんな古めかしいイメージ。アンティークとモダンのさじ加減が絶妙だ。
「CONTEMPORARY SHEPHERDS HUT」のトーマス・アラバスター氏(Thomas Alabaster)が「お父さんのトラクターに繋げてみた」というこの画像、なんともいえずイギリスののどかな風景に溶け込んでいて微笑ましい。家が土地の雰囲気にフィットしているのはよくあることだが、トレーラーハウスも土地柄を反映するものなのかもしれない。 Via: contemporaryshepherdshuts.co.uk treehugger.com