二拠点や移住プロセスの新たな選択肢。 季節を愉しむ暮らしのサブスク「Refill」とは?
株式会社ロックフィールズは、春夏秋冬、季節ごとに変化する暮らしを多様な地域で数日間ずつ体験できるサブスク型の新・宿泊サービス「Refill」を2024年2月にリリースする。
未来の暮らし方を開拓し続けるYADOKARIは、この新しいサービスの立上げに際し伴走支援を行っている。サービスの特徴やどんな活用メリットがあるのか、ロックフィールズ代表取締役の中野政生氏とYADOKARI上杉の対談も交えてお届けする。
旅行と移住の中間にある「暮らしのトライアル」に選択肢を
コロナ禍以降、毎日出社しなくてもよい働き方が一般化しつつある中で、好きな場所に住まいを構える自由は現実味を増した。今の仕事を変えずに家族と共に豊かな自然の中で暮らし、のびのびと子育てや趣味の時間を楽しむことも十分可能な社会になりつつある。
では、どこに住もうか? あるいは二拠点目をどこにしようか?
そこで私たちに必要になってくるのが、旅行と移住の中間にある、「新しい地域や環境で暮らすことのトライアル体験」の選択肢だ。一昔前ならリゾート地のコンドミニアム、近年ならゲストハウスやシェアホテルでの連泊などもあり得るが、「一軒家で暮らす感覚を味わう気軽な滞在がしたい」場合、一棟貸しのヴィラを使える会員権や賃貸戸建の短期利用などは、現在の毎月の住居費に加えて支払うには少々予算オーバーだったりもする。
そこで「Refill」だ。
家を介して地域の季節を感じる暮らしのサブスクサービス「Refill」の公式サイトは2024年2月にOPEN予定。滞在地や宿泊棟ごとに異なる設備をWebでチェックできる
住宅展示場の遊休空間を活用し、四季を通じて地域を体感
「Refill」は、日本各地の自然豊かな場所で様々な家に滞在しながら四季折々の変化の中で暮らしを愉しむサブスク型の宿泊サービスだ。まずは蓼科エリアからスタートする。年割を使えば月額35,000円でひと月に3泊まで、地域と好みのモデルハウスを選んで泊まることができ、その月に利用できなかった日数は翌月以降に繰り越せる。
ここで面白いのは、1年を3ヶ月ずつ春夏秋冬の4シーズンに分け、繰り越した宿泊可能日数は、そのシーズンの中で消化するようにあえて設計している点だ。
例えば避暑地の場合、ハイシーズンは夏。涼しさと緑を求める人々で混み合う地域も、冬は一転、静かな白い森になる。その冬を越えて花々が一斉に喜びに咲く春も、寒暖差が樹々の葉を鮮やかに染め上げる紅葉の秋も、そこに暮らす人しか知らない地域の本当の美しさや良さ、あるいは厳しさを、レジャーではなく「暮らす」視点で感じてみたい。二拠点目や移住の可能性を視野に入れるなら、なおさらだ。
それを叶えるための、「次のシーズンへは未利用分を繰り越せない」という仕組みなのだ。
しかも「Refill」での滞在は、「家の性能」の体感や比較検討にも役立つ。その地の環境を熟知した地域のビルダー・建築家たちがつくったモデルハウスの住み心地と使い勝手を試しながら、家族や友人たちと、我が家のように気兼ねなく寛ぐ時間を過ごせるのである。
第一弾は、森の暮らしに特化したロケーションでの実現が決まった「Refill」。
はたしてどんな場所なのだろうか? そして、そこでRefillを利用して得られる体験とは?
記事の続きはこちら。
季節を愉しむ、暮らしのサブスク「Refill」公式サイト
https://refill-service.studio.site