標高2545メートル！ 怖いもの知らずのあなたのための、ツリーハウスとブランコ「La Casa del Árbol」
もしあなたが臆病者でなければ、このツリーハウスとブランコで最高にクールな体験ができるだろう。 エクアドルで最も活発な火山であるトゥングラウア火山のふもとに位置する街バニョス。ミネラルたっぷりの温泉が湧き出る観光地として人気のこの場所から、山を登っていくと辿り着く、断崖絶壁にLa Casa del Árbol (The Treehouse) は建っている。
崖の端っこにある1本の木の上に建てられたツリーハウスは、それ自体十分に面白いが、何よりも注目すべきはツリーハウスの上部にぶらさがるブランコだ。「クレイジースイング」と呼ばれるこのブランコは、このツリーハウスを特別なものにしている。もしあなたが怖いもの知らずであるならば、標高2545メートルの崖っぷちにせりだすこのブランコをぜひ体験してみて欲しい。活動中のトゥングラウア火山の、実に素晴らしい眺めを堪能することができる。
このツリーハウスの構造はとてもシンプルで、木材と金属を組み合わせ、トゥングラウア火山を眺めるためだけに建てられている。ひさしの部分には、ブランコを支えるための鉄骨が組み込まれ、そこから何のへんてつもないロープで、空中ブランコが吊るされている。
絶景が広がる場所にあるこのツリーハウスは、いまや登山客・観光客からアドレナリン中毒者まで訪れる、一大人気スポットとなっている。ブランコを楽しむのは、勇敢な登山客か、怖いもの知らずの地元のキッズばかりであるが、あなたもここを訪れたなら、ぜひとも体験してみてほしい。間違いなく、人生で忘れられない思い出となるはずだ。ただし、ハーネスやネットなどセーフティネットのたぐいは一切ないことをお忘れなく。
（文=佐藤香織）
