夏も冬も快適に暮らせる、ナチュラルな木肌が美しい家「Wood studio house」

1
Via: dom-arquitectura.com

建築会社Dom Arquitecturaによって建てられたこの家は、バルセロナから電車で30分ほど北部サン・クガの丘、南斜面に建てられている。

Via: tinyhousetalk.com
Via: tinyhousetalk.com

この家はサスティナブル・エコロジカルな視点から建てられており、自然と調和する美しい木目が特徴的だ。
年間を通じて家の気温を快適に保てるよう、ウッドファイバー製の断熱材は通常の3倍の、厚さ16cmのものが施されている。

建物は南向きなので冬場の低い太陽の角度も考慮されて設計されているのでいるので、太陽の恵みをいっぱいに受けて冬場も暖かく暮らせる。もし寒くても、断熱性の高い家なので、暖房は薪ストーブで充分まかなえるだろう。
真夏の強い日差しは家の周りに生えている木々によってやわらげられ、大きく開く窓によって空気の通りも爽やか。年中快適に暮らせる工夫がこの家には詰め込まれている。

屋根に設置されたソーラーパネルで電気は自給自足できるし、雨水を地下にある7つの貯水用タンクで溜めこんで、植物の水やりなどに再利用も可能。エコフレンドリーな機能と高い断熱性で、建てた後の光熱費を抑えることができるのも魅力的だ。

Via: tinyhousetalk.com
Via: tinyhousetalk.com

現在は仕事場として利用されているのだが、わずか76㎡の広さだが狭さは感じない。中央に配置されたストーブによってワークスペースと、くつろぐスペースに分かれている。ワークスペースでは思う存分仕事に没頭でき、くつろぎのスペースは休憩時や、時にはミーティングスペースとして利用するのにも便利そうだ。

Via: tinyhousetalk.com
Via: tinyhousetalk.com

家の中には余分な家具はなく、すっきりと整理されているが、壁に配置された棚とクローゼットによって十分な収納スペースが確保された。
バスルームも機能的である。現時点ではキッチンは設置されていないが、クローゼットがある場所にキッチンを付けることも考慮されているので状況に合わせて臨機応変に変えられるのも魅力的だ。

Via: tinyhousetalk.com
Via: tinyhousetalk.com

屋根つきのテラスでは、プランターなどで植物を育てたり、イスを持ち出して日光浴したり、様々な使い方ができる。小さな養蜂ボックスも備え付けられ、自家製蜂蜜も収穫できる。休憩時には自分たちが育てたハーブティーに自家製蜂蜜を入れて楽しむ事も可能だ。とても贅沢な環境に、仕事効率も何倍にもアップしそうな家である。

Via: tinyhousetalk.com
Via: tinyhousetalk.com
Via: dom-arquitectura.com
Via: dom-arquitectura.com
Via: dom-arquitectura.com
Via: dom-arquitectura.com
12
Via: dom-arquitectura.com

 

文=加藤聖子
Via:
tinyhousetalk.com
dom-arquitectura.com