愛称はアルマジロ、ネッシーで有名なネス湖のキャビン「Loch Ness Glamping」
ネッシーといえば、かつて日本でも一大ブームを巻き起こした謎の怪獣。ネス湖に棲んでいるといると言われているから「ネッシー」ということは広く知られているけれど、じゃあそのネス湖がどこにあるのかと聞かれたら、答えられる人は少ないのではないだろうか。
実は、ネス湖はイギリス北部スコットランドの更に北側にある細長い湖。海外からも年間20万人以上の観光客がやってくる。
もちろん観光客の一番のお目当てはネッシーなのだが、湖畔のアーカート城(Urquhart Castle)の遺跡やキャンプ場も人気のスポットだ。
そんなネス湖の湖畔に、ちょっと変わった形のキャビンがあるキャンプ場があるという。
それは、この「Loch Ness Glamping」。Loch(ロッホ)とはスコットランドの言葉で湖、Glamping(グランピング)は「glamorous camping」(魅力的なキャンプ)を短縮した造語。
ネス湖がある場所は「Grampian地方」というので、そのことを知っている人は思わずクスッと笑ってしまう名前だ。
そんな微笑ましい名前のキャンプ場にあるのは、これまたころんとした形の愛らしいキャビン。通称「アルマジロ」と呼ばれ、親しまれているのも納得の形だ。
ドアと反対側には船窓のような丸窓が。そしてキャビン内のリラックス・スペースであるソファはベッドにもなる。
画像では片側がソファーのままだが、もちろんシングルベッド2つとして使えるという。
枕の向きを変えてダブルベッドにもなるから、家族でも友人同士でも利用しやすい。
これは余談なのだが、筆者がどうしてもご紹介したかったのが、キャンプ場内にあるこのプライベート・BBQキャビン。
スコットランドは非常に雨が多い場所なので、季節によってはほぼ毎日雨が降る。BBQだって「雨天決行」にしないといつまでたっても実行できない。地元民は慣れているけれど、外国人にとって雨の中のBBQはなかなかツライものがある。
そんな時も、このキャビン内なら、雨にぬれずにBBQを楽しむことができるというスグレモノなのだ。
ネッシー目当てでこのキャンプ場に来た人も、きっとこのキャンプ場のファンになって帰っていくのではないだろうか。まさにglamorous campingだ。