学生が3週間で作ったキャビン群「Colorado Outward Bound Micro Cabins」

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University of Colorado Denverの学生たちが、他大学の要請を受けて野外学習に使う14棟の小さなキャビンを作った。

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ロッキー山脈の中心にある小さな町Leadvilleに作られたこのキャビン群。アメリカで最も標高が高く、雪、細い道、無限に広がる木々たちに囲まれているという環境的な制約にとどまらず、3週間という建設の時間的制約までもある。さらに野外学習のための使いやすさも忘れてはならない。

そのため、必然的に運搬・組み立てが容易なプレハブ式になり、屋根付きの鉄のフレームの中にパネルを使った箱を作るといった構造になった。

この二重構造の恩恵は計り知れない。見た目のインパクトはもちろん、鉄のフレームは雪の重さにも耐え、スペースを生み、ソーシャルスペースやギアの収納場所としても使える。そしてこのフレームによりキャビン自体は宙に浮いており、さらなる収納スペースを生み出す。

ボックスの中は人が2~3人寝れるだけのスペースがありシェルターとして十分機能する。ただ単に機能的なだけではなく木でできた外装、内装、大きな窓は自然と調和し、滞在者と自然との距離を遮らない。

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どのような制約であっても機能性、居心地の良さを犠牲にしない方法はある。

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University of Colorado Denver / Jesse Kuroiwa