【海外事例】木々に囲まれながらも、地面への接触を最小限に。キャンパーのためのタイニーハウス「Camp Graham」

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湖畔のキャンプ場として知られるCamp Grahamでは、新たに36人用の宿泊施設としてタイニーハウスが導入された。この施設は、冒険心や幻想、そして木の間に身を置く楽しさを感じられるように設計されている。木々に囲まれた高台に立つこれらのポール構造物は、木を傷つけることはない。地面への接触を最小限に抑えていながらも、多くのキャンパーにアクセス可能な理想的な空間だ。

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地面への接触は最小限、自然にやさしい空間に

Camp Grahamのタイニーハウスは、高い木製のポールを基礎にして建てられ、地面への接触を最小限に抑えている。周囲の不規則な木々に寄り添うように傾きながら立つフレームは、自然そのものと調和。これらのフレームは、固体と半透明の素材を組み合わせたキャノピーで覆われており、木々の間を通る柔らかな日差しを受け止めるデザインとなっている。すべてのシェルターはオールシーズン対応。中には6人用のベッドやコットが備えられており、中央には日光が差し込む共有スペースが設けられているのでお日さまの光を浴びながら、快適に過ごすことができるという。

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高さのある遊歩道で、住まいを繋げる

タイニーハウスを繋ぐ遊歩道は、地面からゆるやかに上がり、木々の間をほぼ水平に進んでいく。ガルバナイズドワイヤーでできたフェンスは閉鎖感を最小限に抑え、地上から浮いている感覚と木々の中にいる心地よさを演出する。この高架歩道は6つの宿泊シェルターを繋ぎ、最終的に共用施設であるトループハウスへと続く。トループハウスは、地形の傾斜を利用してシャワーや収納スペースが配置されており、地面から直接アクセス可能な中央の焚き火場も備えている。

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環境に優しいシンプルな設計

これらのタイニーハウスは、経済的かつ持続可能な設計を意識している。フレームはユーティリティポールを用いて構築されており、最大45フィートの長さがあるこれらのポールは、現地調達が可能で効率的だ。ポールと基礎部分の接続には、鋼製のプレートが使用され、現場での簡単な加工が可能な仕組みになっている。

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キャンプの新たな可能性

Camp Grahamのタイニーハウスは、自然と共存する新しいキャンプ体験を提供するだけでなく、持続可能性と冒険心を同時に実現した例だ。木々の間で過ごす時間は、どの世代にも心に残る特別な思い出を作り出してくれるだろう。
自然の中に調和したこのタイニーハウスの設計は、キャンプ体験に新たな視点をもたらし、未来のアウトドアデザインに大きな影響を与える可能性を秘めている。

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