【タイニーハウス】スモールハウスやトレーラーハウスなど、日本で買える小さな家の種類とは?

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タイニーハウスとは「小さな家」のこと。私たち「TINYHOUSE ORCHESTRA」は、「TINY HOUSE ORCHESTRA」ではざっくりと、「延床面積はおおむね20㎡以内で、本体価格は1000万以内(ローンは組まないまたは最小限の期間)、セルフビルドや移動ができること」。
加えて、「大切なものと向き合うきっかけとなること」と定義しています。

実はこのタイニーハウスには、機能別に大きく分けて以下の3つの種類があるのです。

・基礎付きの「スモールハウス・マイクロハウス」
・車で牽引できる「トレーラーハウス」
・車を改造した「キャンパー」

この記事では、種類別のタイニーハウスの特徴と、国内の販売事例をご紹介します。

最もスタンダードな「スモールハウス・マイクロハウス」

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種類その①は「スモールハウス」。一般的な家と同じく基礎が付いていて、平均的なサイズは10〜15㎡ほど(これより大きいものや、ロフト付きのものもあります)の小さな家です。マイクロハウスと呼ばれることもあります。

スモールハウスには、より簡素で小さい「小屋」も含まれます。

基礎が付いているので動かすことはできませんが、本邸として利用したり、母屋に併設する形で建てて「書斎」や「子ども部屋」として利用したりできる、一番スタンダードなタイニーハウスです。

<スモールハウス「mocoYA」>

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4.5帖の小さな小屋mocoYaは、本体価格98万円から買えるスモールハウス。大きさは4.5帖と6帖の2タイプがあり、外壁が15色から選べるのが特徴です。

家の庭に建てて、離れにしても良いですし、小さなお店や簡易ガレージとしても使えます。使い方はオーナー次第。あなたはどう暮らしますか?

「mocoYA」についてはこちら

移動もできる「トレーラーハウス」

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種類その②「トレーラーハウス」は、車で牽引できる移動可能な家です。

一般的に「シャーシ」と呼ばれるタイヤの付いた土台の上に建てられ、自動車で牽引することで移動することが可能。
たとえば、仕事の転勤や移住に合わせて、家ごと引っ越しすることもできるのです。

トレーラーハウスは通常は土地に固定して住むことが一般的ですが、すぐに動かせるようにするなど一定の基準を満たせば不動産として扱われず、固定資産税がかからないこともポイント。

トレーラーハウスは、家のようで家ではない、なんとも不思議で魅力的な住まいなのです。

<amagearトレーラー(旧:KIBAKO TRAILER>

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簡易キッチンとトイレ、シャワーが付いたamagearトレーラーは、車で牽引可能な国産トレーラーハウス。

余裕を持ってふたつ設けられたロフトは収納や寝室として使えます。生活に必要な設備を備え、スペースをゆったりと使えるので、「移動もできる本邸」としておすすめです。

「amagear TRAILER」についてはこちら

<エアストリーム〈16’BAMBI SPORT〉>

via:トレーラーハウスディベロップメント

宇宙船のようなデザインが特徴で、世界中に根強いファンがいるエアストリーム。

エアストリーム〈16’BAMBI SPORT〉は小型なので比較的容易に牽引ができる他、ちいさいながらもキッチン、シャワー、トイレの設置が可能。移動式のホテルやお店として使うこともおすすめです。

「エアストリーム〈16’BAMBI SPORT〉」についてはこちら

車+家のハイブリッドな住まい「キャンパー」

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種類その③「キャンパー」は、車の内部を改造して居住可能にした家のこと。

キャンパーは、キャンピングカーのようにあらかじめ居住可能な設備が付けられて販売されているものや、バスやバンを改造して作られたものなど様々。

常に移動することを想定して作られているので、内部の設備はベッドやキッチンが中心で、シャワーやトイレは付いていないことがほとんどですが、工夫次第で取り付けることも可能です。

国内で販売しているものは、キャンピングカーや、バンを改造したもの、軽トラの荷台に乗せるタイプなど様々。旅をしながら暮らしたい人にはぴったりの拠点になってくれるでしょう。

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国内で購入する場合は、キャンピングカーなどを買うか、DIYで自作するかのどちらかになるキャンパー。
アメリカではDIYでモバイルハウスを作り、旅をしながら生活している人も数多くいます。

VAN DOG TRAVELLER.comは、これらのモバイルハウスの事例を紹介しているWebサイト。
全文英語ですが、写真も多くモバイルハウスのイメージがつかみやすいので、モバイルハウスを自作する場合は参考にしてみましょう。

その他のタイニーハウス

そのほか、コンテナを改造した「コンテナハウス」や、木の上に建てる「ツリーハウス」もタイニーハウスとして数えられます。

いずれも共通しているのは、居住空間が狭小で、比較的低価格で手に入り、暮らしに新しい可能性を与えてくれること。
どの種類が適しているかは人によりけりなので、ご自身がどのような暮らしを求めているかを見つめ直し、最適なタイニーハウスを手に入れましょう。

【画像引用】
①:tumbleweedhouses.com
②③:有限会社マルス建築舎
④⑤:天城カントリー工房
⑥⑦:via:VAN DOG TRAVELLER.com

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