【海外事例】赤い窓の小さなオフィス。「Tiny Office」でかなえる自然とともにある暮らし

赤い窓枠が印象的な、小さな箱のような建物。外から見るととてもシンプルなのに、近づいてみると、洗練されたあたたかな雰囲気とセンスが光る。そんな不思議な魅力をまとったこのタイニーハウスは、スペインの建築ユニット delavegacanolasso による「Tiny Office」。その名の通り、庭先に設置できる小さなオフィス空間として設計されたプレハブモジュールだ。

明るさとあたたかさを備えた、洗練されたミニマル空間
このタイニーハウスは、スペインで製造された後、60日ほどで完成し、世界中どこへでも運べる仕様になっている。
構造はコールテン鋼のフレームに、内装にはポプラ材を使用。明るい木肌が空間全体をやさしく包み、わずか数平米の室内にも、開放感とぬくもりを感じさせてくれる。断熱にはリサイクルコットンを用い、環境にも配慮されているのもうれしいポイントだ。
内装の家具はすべて地元の木材でつくられており、キッチンや作業台もコンパクトながら機能的。椅子は特注品で、壁には古布を使ったアート作品が飾られている。観葉植物も随所に配置され、空間にナチュラルな彩りが添えられている。


小さな空間が広げる、自由なライフスタイルの可能性
このタイニーハウスがあるだけで、暮らしの風景ががらりと変わる。たとえば、自宅の庭に設置すれば、自然に囲まれたリモートオフィスに。小鳥の声や風の音をBGMに、パソコンに向かう毎日は、驚くほど集中力を高めてくれるはずだ。
あるいは、都市公園の一角や、歴史的な街並みにも溶け込むような佇まいを活かして、文化的なワークスペース、交流の場として活用するのも素敵だ。
シンプルでありながらも、光の入り方や素材の選び方にセンスがにじむこの小さな空間。働く場所、休む場所、あるいはただ、自然を感じる場所として。限られたスペースだからこそ、自分らしい使い方がきっと見つかる。そんなわくわくを詰め込んだ一台だ。



via: archdaily.com
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