【海外事例】動く家、開く暮らし。オーストラリアの「Tiny Home」で始める、サステナブルな冒険

トラックの荷台から滑るように降ろされ、ぱたぱたとパネルが開いていく。まるでダンボール箱を広げるようにして現れるのは、Maddison Architectsが手がけた「Tiny Home」。これは、オーストラリアの団体RACVが掲げる“サステナブルでコンパクトな暮らし”のモデルとして開発された、展示用タイニーハウスだ。

外観はシンプルな切妻屋根の小さな建物。だが、黄色の格子パネルがサンシェードやデッキへと展開する姿は、思わず目を奪われる軽やかさがある。内部には、ビクトリア産のハードウッドが張り巡らされ、温もりある木の空間が広がる。窓辺には植物が植えられ、外と内がやさしくつながる設計だ。


高性能でスマート、そして地球にやさしいタイニーハウス
見た目の愛らしさだけではない。この家は、電気・水・排水すべてを自給できるフルオフグリッド対応型。太陽光発電や雨水の再利用など、環境への配慮が随所に散りばめられている。また、壁や屋根は7層構造で、ココナッツ油や大豆油を使った“フェーズチェンジ素材”を内包。通常の家の60%もエネルギー効率が高いとされ、移動中に風速100kmにも耐える構造強度も持つ。

室内には、Google Homeによる音声操作で照明・音響・カーテンまで制御できるスマート機能が備わり、遊び心も忘れていない。折りたたみ式のテーブル、隠しTV、子どもが遊べるカーゴネット。70年代のキャラバンを思わせるような、懐かしさと未来感が交差する設計だ。


小さくても、世界が広がる。暮らしの自由を手に入れる一台
この家がひとつあるだけで、暮らしは一気に自由になる。森の中にぽつんと設置して、自然とともに過ごす週末を楽しんだり、電源不要の拠点として旅をしながら働いたり。軽やかに運べて、開いて、整う。
そんな“動く家”が、新しいライフスタイルの扉を開いてくれる。サステナブルで賢く、そしてなにより楽しい——そんな未来の住まいが、ここにある。
via:
archdaily.com
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