二宮団地は内外に里山の風景を残しており、近隣には田畑やみかんなどの果樹も多いです。
団地に引っ越して、もうすぐ8ヶ月が経とうとしております。おかげさまで少しずつですが知人・友人も増えてきました。
幸いなことに、”おすそわけ”をいただく機会も増えてきたのですが、その量に驚くこともしばしばです…。
今回は、一度にたくさん頂いてしまった「おすそわけ」を最後まで美味しく食べられるように保存食をつくってみました。
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新年の抱負というわけでもありませんが、今年は砂漠を走るレースの年間チャンピオンを目指すことにしました。1週間で250kmを自分の足で走り切る大会を4戦して総合順位を競うレースシリーズです。
最初は完走で満足していたのに、慣れというのは恐ろしいものです。毎年出場していると、もっと走れたはず、まだまだ行ける、という風に自分に挑むことに。挑戦しつづけることが日常に溶け込みつつあります。その一環で出場費用を募り、クラウドファンディングはじめました。
仕事がなくなるからこそ、新しい挑戦
挑戦するのはいいとして、1レースにつき大会の前後を合わせて2週間ほどの休みが必要になります。なぜそんなに休めるのかというと、3月末で現在メインになっている地域おこし協力隊の任期が終わり、フリーランスになるからです。収入が読めない、仕事量に波が生まれる、営業活動をしなくては。などなど、まだ立ち上がってもいない状況ですので、ネガティブな要素は挙げようと思えば、簡単に挙げられかと思います。
でも、不確定だからこそ、むしろ楽しめるというのが僕の心情です。2014年に勤めていた新聞社を退職したことを振り返り、そう感じるのかもしれません。当時は、ジャングルを走る275kmのランニングレースに挑み、その後福岡にやってきて今に至ります。
詳しい経緯は過去の記事に↓
「第1回:日常から、一歩踏み出せばそこはジャングル 」
「第5回:僕たち野蛮なミニマリスト 」
「第11回:退職して、走っていたらシゴトを発見 」

ジャングルは沼地や深いやぶだらけ。
世界の砂漠を走り、年間王者を目指す
ジャングルの道なき道を進むのも、新しい土地で生活していくことも、未知なることに身を投じる面白さです。
だから、仕事が終わるというタイミングで、新しいチャレンジを始めることにしました。仕事は未定、フリーハンドな状況だからできることをやってみようと。
こんどの目標は砂漠の年間チャンピオン。砂漠を走る250kmのレースを4戦して総合順位でトップを狙う、日本人選手が誰も成し遂げていない試みです。

2017年のハワイでの大会。結果は3位。さらに高みを目指します。
挑戦するタイミングはいま
ところが問題がひとつ。総額260万円を超える参加費です。
砂漠レースは参加費が高額で、1レースにつき40万円ほど。渡航費や滞在費を含めると、1度の海外遠征で60〜100万円になります。これまで情熱を注いで出場するほどに、熱い思いとは裏腹に蓄えは溶けていきました。
仕事のなさ(涙)と体力的な充実ぶりを考えるにつけ、いまのタイミングを逃すと次に挑戦できるという保証はどこにもありません。

果てしない地平線と砂丘のつくるうねりは海のよう
そこでもうひとつチャレンジを追加。クラウドファンディングをはじめました。金額は、参加費の260万円。田舎暮らしの強い味方である軽トラが新車で2、3台買えてしまいます。社会的な意義はほとんどゼロ。上記のとおり、とても個人的な挑戦のためです。

軽トラの似合う集落の先輩
ちなみに内訳は以下のとおりです。
サハラレース(ナミビア) 418,000円
ゴビマーチ(モンゴル) 418,000円
アタカマクロッシング(チリ) 418,000円
ザ・ラストデザート(南極) 1,419,000円
計 2,673,000円
※南極でのレースが異常に高いのはアルゼンチンから現地に行くまでの船賃が込みだからです。

ハワイでは溶岩大地もコースの一部。道なき道を乗り越えることに喜びがあります
ファンディングで感じる道なき道を走った成果
実は、クラウドファンディングをはじめましたどころか、この記事の公開時点で終了まであと5日と、すでに佳境に入っています。
開始する前は、社会的な意義の薄いことをやってよいのだろうか。自分のやりたいことなら自分の力だけでやればよいのではないか。そんな迷いもありました。ふたをあけてみると、これまでに160人以上の方々にスポンサーとして賛同していただけました。中には過去に1度お会いしただけという方や、まったく面識のない方も。
そうやって、今までなら思いもよらなかった形で、さまざまな方から支援をいただくと、それもまた、ジャングルから続く道なき道を歩み続けてきたひとつの成果のように思えました。
クラウドファンディングを始める前の迷い。それは、不確かなことに対する不安です。誰にも相手にされないかもしれない、あるいは非難されるかもしれない。社会的な意義があるかもわからないことを積極的にやる必要があるのか。
いまもって価値の定まらない不確かさです。だからこそ、ジャングルに向かって走り出したときのように、未来の不確かさにむかって歩を進めることでしか、先にあるものをつかむことはできません。
そして、まだ僕は1歩、2歩と踏み出したばかりです。たどり着いた先に待っているのはなにか。楽しみでなりません。残りの期間で悩み、不安を感じながらも、伸びやかにさらに1歩前へ。
というわけで、まだまだ非日常な生活が続いていきます。
末尾になりましたが、今年もよろしくお願いいたします。
こんにちは。団地に引っ越して早2カ月快適に過ごしセルフリノベーションの苦労ももう過去のこと。となる前に、二宮団地で暮らしたい、セルフリノベーションがしてみたいという方の参考に少しでもなればと、工事の記録を書かせてもらいます。前回はタイルのセルフリノベーションについて。そして今回は漆喰工事、DIY工事に幾度も登場するこの工事を、我が家でも行いました。
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こんにちは、国際中医薬膳師の長岡桃白です。
「掘った葛の根から葛根と葛粉をつくる 」の続きです。
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coco-mat (ココマット)は、古代の歴史が眠るギリシャの首都アテネに、本拠を置く全天候型マットレスブランドだ。
cocoon modules (コクーン・モジュール)というコンテナ建築のスタートアップ企業とともに、環境に優しい現代的な住まい方を実現する組み立てユニット型コンテナを開発した。ギリシャのキフィシアにあるcoco-mat本部で建設、設置されており、現在は訪問者向けに公開されている。
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洋服を選ぶ時のように、自分の雰囲気に合ったペンキの色を選んでみませんか? “流行に左右されない、自分が本当に好きなもの”そんなオリジナリティーへのこだわりを大切にしています。
なんのへんてつもない部屋をもっと居心地よくしたい時、自由自在にイメージを広げてくれるのが『色』。どんなわがままな希望にも応えるカラーバリエーションと、洋服を着替えるような気軽さで、お部屋のカラーリングが楽しめます。
多彩な色から選択、調色も可能
- 色は約6000色から、つやはつや消し・2分つや・5分つやから選ぶことができます。今までの塗料にはない鮮やかな色や、微妙なトーンを再現することが可能です。色の見本となるものがあれば専用の機械で色を測り、近似色のペンキをお作りすることも可能です。また、塗料をご注文いただくと、店頭で顔料を混ぜてお作りし、最短で1缶10分でお渡しできます。
低臭・低VOCで環境にも優しい
- 環境にも人にもやさしい水性塗料で、においもほとんどしません。お子さまのいるご家庭でも安心してお使いいただけます。
塗装の基礎が学べるペイント教室を毎月開催
- 室内かべペイント教室では、マスキングテープの貼り方、ハケやローラーの使い方、ペンキの塗り方のコツなど、塗料と塗装の基礎をお教えします。詳しくは、HPや「EVENT/WORKSHOP」よりご確認ください。
水面にゆらりと浮かぶ、木造密閉式のこの建築物。トムソーヤの冒険さながらの、住み込み式の筏スモールハウスかと思いきや実はこれ、サウナなのだ。
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イングランドのヨークからスペインに移り住んだ、シンガーソングライターのエリザベス・ウィン。もっとシンプルに、もっと自由に、自分の心の声に従って生きたいと決意した彼女は、移動式タイニーハウスを一人で作り上げました。建築の経験は、ウサギ小屋を作ったことのみという彼女の、お金をかけないDIYのチャレンジを紹介します。
エリザベスは語ります。
「もっとシンプルに、費用を抑えた生活を望んでいたの。人生は短い。世間のやり方に従うんじゃなくて、わたしたちは自分の心の声に従って生きるべきだと思うの。わたしはちょっとヒッピー的な人間かもしれない。小さい頃から自分自身の家を建てたいとは思っていたわ。すべて好きなものに囲まれた、自分だけの天国のような世界を」
「もし自分の家を建てた後に、どこかに移住しなければいけなくなったら、大切な物もすっかり残して立ち去ることに抵抗はなかったわ。でも、車輪付きの移動式住居なら、すべて持って行けるってことに気づいたの。場所に縛られないことで、いつも自由な精神でいられるし」
「ある日知らない男性から電話がかかってきて、『車載ハウスを作りたいっていう娘は君かい?』って言うの。どこからか、わたしの話を聞きつけた彼から、古いメルセデスのバンのベースとシャーシを譲ってもらえることになって、そこからすべてが始まった。次には、友達の一人が、アンダルシアの山奥の自分の土地に家を建ててもいいと申し出てくれたの」
「ウサギ小屋しか作ったことがなかったから、YouTubeのビデオを片っ端から見たり、建築に詳しそうな人と話したりして、デザインをスケッチしていったわ。そして段ボールで模型を作ったの」
「道端やゴミ置き場から、とてもたくさんの材料を調達できたわ。中2階のフロア全体の材木、窓、美しい木製の引き出しもすべて見つけることができた。キッチンシンクは無料で譲ってもらったドアのパネルから作れたし、家具のほとんどは、廃材用コンテナの中で見つけたものを作り直したの。道路に倒れていた2本の木からは、ポーチのポストやテーブルの脚が作れたわ。ポーチの上のランタンはヒョウタンを乾燥させたものよ。キッチンクッカーは蚤の市で20ユーロで買えたし、大きなバブルライトも10ユーロで手に入れたの」
「5m×2.3mの広さと3.6mの高さのスペースに、必要な設備をどうやって構成するのかとても悩んだわ。わたしにとって重要なものは、フルサイズのシャワー、オーブンと天板、大きなシンクとダブルサイズのマットレス、そしてレコードプレーヤーだったの」
「結果的には、3人が囲める小さなテーブルや、ベッドに変わる収納付きソファー、ワードロープと棚、コンポストトイレ、ダブルベッドのあるロフトや、収納スペースも備えることができたんだけどね。屋外には、ギターを弾いたり作曲のため場所として、折りたたみ式のテラスを設置したの」
「予算も経験もない中での試行錯誤の建築は、想像以上に大変だった。身も心も疲れはてて、何度もあきらめようかと思ったわ。まる1年をかけて、配管や溶接、電気工事以外は、誰の力も借りることなく自分一人で作ったわ」
「人を雇うお金がなかったから、一人で壁を建て、鋸を挽いて、外壁と内装にそれぞれ5000本の釘を打ったはず。壁と天井には断熱材を入れて、何千回もネジを回して家具を作り、何度も何度もメジャーで長さを測ったわ。完成の3ヶ月前には、スパニッシュ・コーストでの仕事を失ってしまった。そこでアパートを解約して、フルタイムで建築に励んだわ。お金も職もない中でね。夜にはヘッドランプを付けて作業してたのよ」
エリザベスは現在、カラフルな小石やビーチから拾ってきた貝殻でジュエリーを作って売ったり、「Eden Whispers」という名前で、ペインティングやドリームキャッチャーの製作や、リサイクルやアップサイクルの創作ワークショップの活動を行っている。
「時間が空いたら、家をいじったりメンテンスしてるの。季節ごとに何か修理する所が出てくるわ。最近では長雨でドアが膨張してしまったので、ちょっと削る必要があるわね」
「今はもっと自由を感じて生きてるわ。毎朝目覚めると、自然や季節、空、植物や動物に囲まれているわたしがいる。前にはその意味に気づけなかった美しさを感じるの」
「将来自分の土地が持てたら、クリエイティブな憩いの場として、人々が何日か宿泊できるような施設を作りたい。違った美意識や音楽スキルの交流の場として、そして日常生活の世間からのプレッシャーから逃れられる避難場所としてね」
最後にエリザベスからのメッセージです。
「失敗は常につきもの。恐れる必要なんてない。そして、たいていの答えはあなた自身の中にあるの。自分が成し遂げられることに、きっと自分でびっくりするはず。いつもうまく行くとは限らないけど、希望さえ捨てなければ、他のことは大して重要じゃない。心をそこに向ければ何でも達成できるわ。世間のやり方じゃなくて、自分の心に従うことでね」
Via:
edenwhispers.wixsite.com
facebook.com/edenwhispers
livingbiginatinyhouse.com
superhaber.tv

photo ©︎無印用品の家
私たちYADOKARIがタイニーハウスや小屋をつくるにあたって、「無印良品の家」がいつも念頭にありました。外観や内装はもちろん、あえて構造で部屋を仕切らないデザインは、YADOKARIが大事にするミニマルな暮らしが具現化されています。
当初は生活雑貨や家具をつくっていた「無印良品」がなぜ家をつくるに至ったのか、そしてどんなコンセプトでつくってきたのか。そこに、私たちが未来の住まい方を描くための重要な手がかりがあるかもしれない。
今回のコラムはインタビューの前編。私たちYADOKARIから、「無印良品の家」の開発を取り仕切るMUJI HOUSEの川内浩司さんにお話をうかがいました。
▼ 記事本編はこちら
https://house.muji.com/life/clmn/small-life/small_180116/
新年あけましておめでとうございます!
今回が団地に住んで初めての年越しとなりました。
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ここは世界中の誰もが憧れる、常夏の島ハワイ。市街地よりも少し涼しいマウイ島の高地に、ハワイらしいトロピカルなスモールハウスを作った。建設者はオレゴンに本拠地を置く建築家のエリン・ムーアで、FLOATというデザインとリサーチの実践グループの創設者でもある。
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秋にみんなで収穫したもち米の藁をいただいて、お正月用の”輪飾り”を作りました!
今回は年末に平塚の実家の父に習ってきました。今年は自分で作れるかな..汗。
※しめ縄は地域文化や流派によって異なります。この作り方が必ず正しいとは限りませんので、ほんの一例としてご一読ください。
昨年秋の稲刈りの様子はこちらです。しめ縄作りには、背丈の高いもち米が向いているそうなので、団地の田んぼの藁がぴったりでした。
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