想定外な大型保養所・伊豆高原・3511坪

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これは面白い!静岡県の伊東八景の一つ、城ケ崎海岸の港から少し上った高台に、ワクワクが止まらない大型物件が登場した。敷地内のトンネルも、吊り橋みたいな長い渡り廊下も、豊かな緑に囲まれた3500坪の敷地も。

物件概要
エリア:静岡県伊東市八幡野字鉄砲塚 価格:成約済み
建物面積:99.99坪 敷地面積:3511.42坪
間取り:9LDK

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パラレルワールドへの入り口

とにかく何もかもが想定の範囲「外」だ。もともとは保養所として建てられたものなのだが、そのスケール感がハンパない。何せ敷地が約11,000㎡。ここで「逃走中」のロケをしていても全く違和感がない。敷地内進入路にはなんとトンネルまである。世の中に保養所やホテルは数あれど、マイトンネルまである物件にはそうそう巡り会えないだろう。トンネルは非日常への期待感を否が応でも高めてくれる。トンネルの入り口からはカーブで敷地内が見えないようになっており、プライバシーの面でも安心である。

近未来的渡り廊下

建物自体の造りも非常に興味深い。攻めてる。いや、浮いている。建物自体は三階建てで、周囲の緑に調和した御用邸風の雅な雰囲気だ。では何がそんなに攻めているのか?その答えは研修棟と食堂、客室の3つのコアを結ぶ長い渡り廊下にある。間取り図を見るとわかるように、研修棟と食堂は客室のある建物からは離れた所にある。左右に大きく分かれた二つの建物は長い廊下でつながり、その真ん中で客室のある棟へと通じている。この逆Tの字みたいな渡り廊下が宙に浮いているのである。

隠れ家ホテル?伊豆のソーホー?可能性無限大

次にこの物件のオーナーになる方には、ぜひこの圧倒的な世界観を味方につけて、他では到底真似のできない唯一無二の空間に仕上げて欲しい。保養所としての利用はもちろんだが、せっかくのプライベート感と窓からの景観を活かして、しっとりした和風の隠れ宿に改装するのもいいだろう。温泉は出ないが一階には窓から坪庭を眺める二種類の浴場もある。先ほどの長い渡り廊下に畳を敷いて、海外からのゲストにアピールする方法もある。港に近いロケーションも新鮮な海鮮を仕入れるのに好都合だろう。

もしくは元の研修棟や広めの客室を活かして、自治体の運営するクリエイティブ・ビレッジに転用するのも面白いかもしれない。のんびりとした空気の良い場所で創作活動に打ち込みたいというアーティストは多いだろう。研修棟をアトリエとして開放し、個室は賃料を抑えて提供するかわり、個室の改装は各自にお任せする。それではビジネスにならないと思われるかもしれないが、3500坪の敷地を解放し、アーティストやその仲間たちによるクラフトフェアやカフェフェスが定期的に開催されるようになったらどうだろう。伊豆高原に何やらオモシロい場所があるらしい、そう聞きつけた人の流れがこの地域に経済的な潤いをもたらすかもしれない。

たまに訪れる保養所では満足できないなら、会社ごとこちらに移動して、「毎日がリゾート」な働き方のできる企業として対外的にアピールする手もある。企業にとって優秀な人材の確保は死活問題だが、最近では給与よりも働き甲斐、ワークライフバランス、職場の環境などを重視して仕事を探す人たちが増えている。緑に囲まれ、海も山も間近に控える立地は彼らにとって願ってもない環境だろう。

その恵まれた環境にプラスして、何か一点強烈なアピールポイントがあったらまさに鬼に金棒。勢いのある会社は得てしてそのオフィスも突き抜けている。チューリッヒにあるGoogleのオフィスには食堂へ直行する滑り台があるが、そのノリであの長い渡り廊下を使って何かできないだろうか?個人的には空中で食べる流しそうめんの会なんかイケてると思うのだが…。我こそは新オーナーと思われる方は、ぜひこの空間をその目で確かめて欲しい。

EDITOR’S EYE
さすがバブル時代に建てられた施設だけあって、規模も設計もケタ違い。今同じものを作ろうと思ったら、この価格ではまず手に入らないだろう。この規模を活かして、伊豆高原にワクワクのワンダーランドを再構築して頂きたい。

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情報提供元:別荘リゾート.net