風景をじゃましない、理想的な海の家「A Simple Modern House in Uruguay by Julie Carlson」
夏といえば、やっぱり海でしょう。
泳ぎ疲れたら海の家で、ゆったりとした音楽を聴きながら冷たい飲み物を楽しむ。潮騒をBGMに昼寝をして、それから夕暮れまでもうひと泳ぎ。沈む夕日を眺め、明かりがともる頃は、こんどはお酒を楽しむ時間。
そんな海の家ばかりを設計している建築家がいます。アルゼンチンの建築家Martin Gomezが建てる海の家は、決してまわりの風景を邪魔しません。
この木造のビーチハウスは、ウルグアイの海辺に建っています。なだらかな丘にとけこんでいるような、やさしい見た目です。すのこ状になった壁は日光を程よく調節し、気持ち良い潮風を取り入れます。
ハイセンスなカウンターでおしゃべりをしたり、テーブル席で仲間同士、のんびりくつろいだり。テラスに身体を投げ出してみるのも気持ちが良さそうです。白い椅子やベンチが、青い海の色をより美しく引き立てます。
さて、夜も深まったらコテージへ移動しましょう。
屋根が草でできているコテージは、まるでアジアのリゾートのよう。テラスからは美しい星空が眺められることでしょう。
室内は海辺らしく、白を基調にしてつくられています。古い木材を活かした家具の質感と白壁がマッチしていていい感じです。
朝日の降り注ぐ洗面台は、なんと大理石でできています。日に焼けた身体のほてりを冷ましたら、翌日もまた、海を満喫できそうです。