どんな気候や地形にも対応可能、世界中の被災者を支える災害用住居「GRID」

北米の平和の女神にちなんで名付けられた「GRID」は、なんと素人が組み立てても3時間半で構築することができる緊急時用の住居です。世界の被災地で使用する為に、もともとインド洋の大津波をきっかけに、オーストラリアの建築家CarterWilliamsonによって考案されました。

最大10人が利用可能で、屋根に取り付けられた太陽電池で電気を作り、屋根の背面の雨水タンクに屋根の水を集め、太陽熱温水システムを利用し温水を作ります。

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睡眠の為のロフトもあり、シャワー設備は衛生のため、外部の金属デッキに配置されています。また、ほぼすべての気候や地形に適応し組み立てられるような設計になっています。さらにグリッドは、災害の直後だけではなく、人々の暮らしを長期的に支えるスペックを持っています。

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グリッドは緊急時の住居とはいえ、テントなどの短期的なものではなく、安全性やセキュリティーを持ち合わせ、生活を再建していく長期的な住居を提供できます。長期的に使用することで、自治や村を構成することも可能になりそうです。

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大きな地震、台風や竜巻による強風など気候の自然現象の変化によって起こる自然災害や、人為的な原因によっての人災は、常に身近にあります。もし災害が起きたとしても、グリットは世界中の被災地の多くの人々の生活を長期的に、力強く支えてくれそうです。

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Via: Carter Williamson