建築家の作った、子どものための遊び小屋「Modular Backyard Playhouse」
ニュージーランドの建築家マーク・リスゴーは、自身の子どものための遊び小屋を探しました。しかし、市販のものでは気に入るものがありませんでした。あまりにも”商業的”すぎたのです。そこでマークはこう考えたのです。「それだったら、自分で作ろう!」
子供のおもちゃのブロックのようにしたら、子どもたちも喜ぶだろう。ケーススタディハウスのイームズハウスなんかもモチーフにしてみると面白いかもしれない。建築家である彼のイメージが広がります。そうやって、マークは「子どものための遊び小屋」を自身で設計し、彼の休暇を使い、子どものために遊び小屋を作ったのです。
そうして出来た遊び小屋は、モジュール(基本長さ単位)は60センチと統一して、規則性をつくりました。そのモジュールごとに、透明な壁、カラフルでソリッドな壁などをいろいろ組み合わせてモダンな意匠にしました。また中の壁は、黒板塗料を塗って、子どもたちが落書き出来るように工夫をしました。
サイズは長さ1m80cm、幅1m20cm(1.5畳)で、横になるのには十分な大きさです。さらに、内部ははしごであがれる中二階があって、子供ならばそこで寝ることができるスペースにもなります。お分かりですよね、その立体的な空間が、男の子の遊び心をくすぐるのを!案の定、マークの長男のTomeは夢中になりました。
夜になって内部に明かりを灯すと、遊び小屋は美しく光り輝きます。マークは「子どもたちが自分の空間だと認識することで、自覚と責任を感じてくれたらいいと思う」と語ります。
私達も子どものためという大義名分があれば、大人になっても秘密基地を作る言い訳ができますね。週末は子どものために自分が子どもになるのも楽しいかもしれません。
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