雪の中でもあたたかく過ごす、木目が優しい雪原の家「Methow Cabin」
家主が大好きだという「クロスカントリースキー」と「クロスカントリーバイク」そのコースの横にぽつんとたたずむ家が「Methow Cabin」です。
設計者であるEggleston Farkasは、寒いこの土地でも快適に過ごせるよう、またスペースを有効に活用できるよう、この家にいくつかの工夫をしています。
まずは、この斜めに大きく傾いた屋根の作るスペースを利用して作られたロフトスペース。このスペースは寝室として利用されているそうで、屋根のおかげで雪は地面にすべり落ち、水が流れ落ちるので漏水の心配も無用です。
この家は、スペースを有効活用するだけでなく、環境に優しい配慮が随所になされています。自然換気のシステムを導入したり、薪ストーブを設置したり、仕上げ材の使用も最低限に抑えました。
この薪ストーブの熱が上昇してロフトにも伝わるので、寝室は暖房なしでも暖かいそうです。
加えて、熱が外に逃げないようにガラスの使用面積を減らして、ガラスも熱が逃げにくいものにしています。屋根の張り出しも、外からの光を遮ってくれるので熱調節に一役買っているようです。
この家の建っている場所は、元々人の手が全く入っていなかった土地。そのため、工事期間中に引っこ抜いた植物を元に戻すという努力をしているそうです。