ニューヨークの緑豊かな庭に隠れる、子どものための小さな家「Metapot」
人ごみに揉まれ、時間に追われる都会の暮らしから一息つくための空間が欲しい。まるで森の中にある山小屋のような、小さな小さな隠れ家「Metapot」はそんなささやかな夢を可能にする大都会の小さな隠れ家です。
ニューヨークのブルックリンからも近いlong islandの緑豊かな庭の中にMetapotは建っています。この家はアーティストのJerome. A.Levinが、自分の子供たちに自然と近い暮らしをさせてあげたいという思いで庭の中に建てられました。
こどもが友達とお泊まり会をしている時にもお日様の動きを感じられるようにと、エントランスは東向きに、大きな窓は西向きに設計されています。約12㎡の敷地を最大限に利用するためJeromeさんがモデルにしたのは寝台列車。
勉強机の上には折りたたみ式のロフトベッドが有り、こどもたちは壁に掛けてあるはしごを使ってロフトまで登ります。
家具などの木材は全てレッドオークで統一。自然との調和を大切にしながらも、壁にはスピーカーが埋めこまれ、iPodなども接続可能。また、インターホンもあり、テクノロジーの面でも充実した家になっています。
キッチンやお風呂はなくても、子供の遊び場として、また大人のリラックススペースとしては十分すぎる機能を完備している「Metapot」は自然とテクノロジーを上手く共存させた、現代社会で都会人が生き抜くための新しい空間になっています。こんな隠れ家が大都会にあったら、大人だってわくわくしちゃいますね。