これなら置ける!? ちょうどいい大きさ、A4サイズのお仏壇
グッドデザイン賞受賞 A4仏壇(エーヨン仏壇)
A4サイズのお仏壇|A4 butsudan[エーヨン仏壇]オフィシャルサイト
近年では、およそ3人に1人の割合で集合住宅とも言われる時代になっており、マンション・賃貸住宅の根強い人気ぶりが伺える。特に都市部においては住まいの合理的な選択としてあえてマンション・賃貸住宅を選ぶという人も増えているようだ。
そうした住まいの変化の中で、「あるモノ」についての悩みの声が年々増えているという。昔は身近によく見かけたあの風景。お盆休みに帰省した実家の光景を思い出して欲しい。畳の手ざわり、リーンと澄んだ音色、お線香の香り… そう、どこの家庭にもあったであろう仏間、そして「お仏壇」だ。
今、住まい・インテリア・建築というジャンルにおいて、お仏壇に関する悩みと相談が圧倒的に増えているという。
増え続けるマンション住宅や核家族化など、ライフスタイルの変化に直面する供養の悩み
ライフスタイルの変化によって暮らし方が変わり、地方から都市へ、和室から洋室となり、マンションや賃貸住宅が当たり前になる中で、お仏壇の置き場所についての悩みに直面する人が多い。現代のコンパクトな間取りにおいて、仏間という空間を設けるのは現実問題として難しい。
かといって、リビングや寝室にお仏壇を置くことへの抵抗感や悩みの声も多いようだ。
「マンションの部屋に対しては、そもそもお仏壇のサイズが大きすぎる」
「できるだけ部屋を広く見せるため家具も白く低く統一したのに、お仏壇だけが目立つ」
「デザインにこだわって内装から家具まで折角コーディネートしたインテリアだけに、一箇所だけ違和感」 など
上記はほんの一部だが、他人事ではないリアルな声には少なからず納得できる部分も多い。とはいえ、感謝の気持ちを表すためのシンボル、供養の伝統・文化でもある「お仏壇」。しっかりと手を合わせて供養したいと誰もが願っているはず。
[関連参照リンク]
ミニ仏壇・デザイン仏壇アンケート【現代供養.com】|仏壇の置き方に悩む現代
「ご先祖・故人に対して、供養を十分に行っていると思いますか?」という調査(インブルームス社調べ)においては、お仏壇を持っていない人の約半数が「供養に不足を感じている」と回答。お仏壇を置くこと・供養の気持ちを大事にしたいという思い自体は共通しているようだ。
お仏壇を置きたくても、置きづらい。インテリア全体でのサイズ感やコーディネートに絶対的な違和感を感じてしまう。という悩ましい課題が浮き彫りとなっている。
なぜA4サイズ?「これなら置ける」をカタチにした、インテリアへの進化と調和。
そうした数多くの悩みの声を裏付けとして、使う人の視点から生まれたお仏壇がある。ストレートゆえに一度聞いたら絶対に忘れないだろう、その名も「A4(エーヨン)仏壇」。
コピー用紙から雑誌・書籍などでお馴染みのあのサイズ、A4サイズ[約297×210mm]ぴったりに収まるよう規格・設計されたお仏壇ブランドだ。現時点で合計7モデルのラインナップによる展開、今後も新モデルの企画が多数控えている。
A4サイズのお仏壇|A4 butsudan[エーヨン仏壇]オフィシャルサイト
http://a4butsudan.com
大胆なネーミングもさることながら、なぜA4サイズとなったのか?
その理由をひとことで表すなら、「これなら置ける、サイズだから」。
もっとも身近で馴染みのあるA4サイズは、そのまま家具・収納の「基準サイズ」にもなっている。逆にA4サイズが入らないという収納家具はとても少ないはず。
つまり、住まいのあらゆる場所に一番置きやすい大きさ、それがA4サイズだと言える。
もしお仏壇がA4サイズならば―
「既にある家具・インテリアの上にさりげなく置くことができる。シェルフや書棚であればその段に納めることも可能になり、ガラス扉のキャビネットであれば、お仏壇をまるごと納めて飾ることも・・・・。」
実際に暮らす人・使う人が「これなら置ける」と思えるサイズ感。まさにインテリア同様、置き場所の問題解決と、暮らしとの調和から生まれたお仏壇ともいえる。
そのコンセプトが認められ、公益財団法人日本デザイン振興会主催のグッドデザイン賞を受賞。 A4仏壇 [エーヨン仏壇]| Good Design Award
グッドデザイン受賞コメントにおいては
「マンションや賃貸住宅など、仏間を確保しにくい住環境に見合った実用性のあるデザインであり、祈りの空間を構成する器として優れた提案である。」(評価コメントより)
としてデザイン面に加え、サイズを切り口として置き場所の悩みを解決した実用面も高く評価されている。
従来にはなかったインテリア面でのユーザビリティ
インテリアとして見ても馴染みあるサイズ感は親しみを持ちやすく、かつ機能的。女性でも持ち運びしやすいサイズ・重さは、普段のお手入れの際はもちろん、ちょっとした模様替えも楽にできてしまう。
また賃貸住宅であったり将来引っ越しの予定がある場合には搬入や搬出に加え、すべての家具を再レイアウトしなければならないが、そうした際に「置けない、入らない!」といった心配や不安もなく、安心して使い続けることができるだろう。
A4-001/A4-002シリーズにおいては縦置き、横置きどちらも可能となっており、さらに飾り方の自由度が高くなっている。ユニットの組み合わせにより何十通りものレイアウトが可能となっており、住宅・置き場所・使う人に合わせ柔軟に対応できるのも使う人・インテリアへの配慮が見られる。
さらに家具を検討する際に悩ましい、サイズ確認もスムーズだ。
「このサイズ、この場所に置けるかな…」とメジャーを持ちながら部屋の中を歩きまわる必要はなく、A4サイズの紙が一枚あれば、置けるかどうかが一目で分かるという付加価値的なメリットも。
「置けない」から「置きたい」へ ~ 文化と住まいをつなぐ、伝統と新しさ
こうしたブランドの背景には「お仏壇を置きたくても場所がない」という多数の声があったという。と同時にそうした理由でお仏壇を置けない人が増えて供養から遠ざかってしまうよりは、小さくても身近に供養の想いを持って欲しいという願いも込められている。
このA4仏壇プロジェクトは家具・仏壇の街である静岡において、ファクトリーからプロダクトデザイナー・インテリアコーディネーター・ハウスメーカーといった多方面にわたる豊富な知識・経験を取り入れた協力体制により実現した。
「自分ならどんなお仏壇がいいか。」
各ジャンルのプロフェッショナル自身が使う人の目線でとことん考えた配慮が、フィロソフィーとしてこのサイズ・カタチに生きている。
そしてA4サイズならではの、さらに幅広い可能性も。
『壁面への設置やニッチ(窪み壁)への収納、造作家具への収納』などなど、住宅全体においてお仏壇を置ける可能性がぐっと広がったともいえるかもしれない。インテリアにすっと馴染み、違和感なく設置できる機能的なサイズとシンプルなデザイン。実際にマンションだけでなく、デザインを意識した戸建住宅でのニーズも増えているという。
ライフスタイルに合わせて、ここまで進化したお仏壇。ユーザーの感覚としてはよりインテリアに近い、身近な存在になった感触を受ける。 それを裏付けるように、住まいに合わせたデザインやカラーに関する要望の声も多く、今後は家具メーカーやインテリア関連とのコラボレーションにも視野が広がる。
全体的にコンパクト・そしてよりパーソナルになりつつある居住空間において、いかに豊かに暮らすか、がカギとなっている。モノの大きさや多さではなく、「ちょうどいい、自分らしい」という等身大の感覚。
つねに変化し続ける現代のライフスタイル。その中で守るべき伝統と文化を尊重し、本当の意味で「心豊かな暮らし」を繋いでゆくこと。その大きなテーマにあらためて気付かせてくれた「小さなお仏壇」の今後が注目される。
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