高断熱・低光熱費の秘密は外壁に、トレーラーハウス、「Monarch Tiny Homes」
![http://www.monarchtinyhomes.com/homes.htm](https://i2.wp.com/yadokari.net/wp-content/uploads/2015/05/monarch_tiny_homes-11-620x413.jpg?resize=620%2C413&ssl=1)
北米大陸などに生息し、環境にほとんど影響を与えず渡り鳥のように移動するオオカバマダラ(The monarch butterfly)の名をとって名付けられたMonarch Tiny Homesは、一見ありふれたタイニーハウスかもしれない。しかしこの家がユニークなのは、従来の構造より強く、高い断熱性により冷暖房のコストを極限まで抑えられるSIP(構造用断熱パネル)で作られる家を、47,000ドル(約560万円)という価格で実現した点だ。
![monarch_tiny_homes-2](https://i2.wp.com/yadokari.net/wp-content/uploads/2015/05/monarch_tiny_homes-2-620x413.jpg?resize=620%2C413&ssl=1)
中でも最も魅力的なのは、森林開発で出た木の繊維とリサイクルされたペットボトルから作られるUltraShieldと呼ばれる壁だ。これはとても寿命が長い防水性の合成素材で、キズ、サビに強く、色あせも起こりにくい。5年おきに塗り直さなければならない従来の壁と違い、UltraShieldは手入れの必要がない。
![monarch_tiny_homes-12](https://i1.wp.com/yadokari.net/wp-content/uploads/2015/05/monarch_tiny_homes-12-620x413.jpg?resize=620%2C413&ssl=1)
Ryanは10年前に500平方フィート(約46㎡)の小さな家を完成させ、そこで家族4人を養うことを通して、ミニマルでありアウトドアでもある暮らしを実現した。数年後、親友のBenとともにタイニーハウスについて調べていたが、6万ドル超(約720万円)という価格を見て思いとどまってしまった。
![monarch_tiny_homes-4](https://i0.wp.com/yadokari.net/wp-content/uploads/2015/05/monarch_tiny_homes-4-620x413.jpg?resize=620%2C413&ssl=1)
彼らは、手に入れるために何年もかかるほど高価なタイニーハウスのあり方に疑問を持ち、統一されていない素材を使うことで価格を抑えた家を完成させた。それがこのMonarch Tiny Homesだった。
理想に思い描く暮らしを実現するきっかけは、ほんの些細な疑問なのかもしれない。