全てを1つのボックスに。エコフレンドリーな立方体の家「CHU 200」

via:coroflot.com
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引っ越しというのは、かなりの体力と気力、それから時間を消費します。家に溢れかえったものを整理して、段ボールに詰めて、それを運んで…と、気の遠くなるような作業が待ち受けています。では、そんな荷造りをすることなく、部屋丸ごと引っ越してしまう、というのはどうでしょう?夢のような話ですが、それを実現するのが、今回ご紹介する「CHU 200」です。

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CHUは、Hagai Nagarという建築家がデザインしたものです。彼は、イスラエルに事務所を構え、ヨーロッパや日本のプロジェクトも手がけています。彼がデザインしたかったのは、生活の全てがつまった小さな箱。この箱は、2mx2mx2mの大きさで、床面積4㎡、容積8㎥の小さな箱ではありますが、その使い方は無限大です。

この箱には、生活に必要なもの全てが詰まっています。箱の表面に見える扉を1つずつ開けていくと、ダブルベッド、トイレ、キッチン、たくさんの洋服をしまうことのできるクローゼット、ストレージ、折りたたみ式の机、さらには自転車を収納するためのストレージも確保されています。これだけあれば、1人で暮らしていくには困りません。

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簡単に移動や設置をすることができるので、仮設住宅としても使えます。工場で組み立てて運ぶので、現地での大掛かりな建設が不要であり、移動させたくなったらすぐに移動させることができます。生活に必要な機能や設備がきちんとととのっていますし、プライバシーも保たれます。また、キャンピングカーのように、旅行先での宿泊手段としても良いかもしれません。

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このCHUは、ほとんどの収納が外に向いているので、まわりの環境も自分の家のように取り込むことができます。借景ではないですが、ロケーションによって住環境を変えることができるのも、魅力の一つです。例えば、ベッドは引き出して屋根のない状態で使うこともできます。そこに横たわれば、大自然の中で眠ることができ、疲れた時の休息にぴったりです。

自分の所有している荷物ごと、まるまる持ち運ぶことができるこのCHUという箱。場所や使い方によって、何通りもの暮らし方を実現することができます。こんな家に住めば、自分らしさを追求した、豊かな住まい方ができるのかもしれません。

Via:
designbuzz.com
coroflot.com
hagai-nagar.com