「食」で人をつなぎ、交流の場を紡ぎだす、カスタマイズ可能なキッチン『kitchain』
初めて顔を会わせる相手でも、食卓を囲めば自然と話が広がります。それも、作り立ての料理ならなおさら!何もない場所であっても、人をつなぎ、会話を広げ、料理から食卓までをプロデュースすることが出来るキッチン。それが、キッチンユニット、『kitchain』です。
今回紹介する『kitchain』はカスタマイズが可能なキッチン。矩形のテーブル、扇形のテーブル、調理台、通路の4ユニットを中心に出来ており、場所、シーン、メンバーに合わせて自由に組み立てることが出来ます。だから空間の作り方も思いのまま。ユニットの付け替えで空間を分けることもつなげることもできます。テーブルでライブ会場を囲んで、ライブ後はミュージシャンも参加者も一緒にご飯を作って食べる・・また、畑からテーブルをつないで、採れたての食材でパーティーをする、なんてこともできますね。
最近は、「japanese corner」と言うユニットも登場しました。高さ42cm、ちゃぶ台より少し高い位置に天板があるこのテーブルユニットは、日本らしく床座で食を楽しむ時にぴったりです。和食を楽しむ機会もプロデュースできそうです。
このキッチンのデザイナーであるベルギーのユニット「MOOV」は、kichainに「食」の持つ力―――人と人とのつながりを生み、意見交換のきっかけとなる可能性を期待しました。アートの祭典におけるアーティストと来場者の交流を目的に始まったこのキッチンは、様々なイベントでそのコンセプトに合わせて形を変え、公共空間に交流の場を提供しています。
その様子はkitchainプロジェクトのサイトで見る事が出来ます。イベントによってはプロのシェフを招いているものもあるよう・・・。ぜひ、一度のぞいてみてください。
「食」で場を自由にプロデュースできるキッチン『kitchain』。あなたなら、どこでどんな場を紡ぎだしますか?