製作も移動も飛ぶ勢い。75時間でつくられた「Tiny house Euro」
ごくシンプルな見た目の「Tiny house Euro」はオランダで製作され、製作後はヨーロッパ各地、南フランス、モナコ、イタリア、スロベニア、クロアチア、モンテネグロなど多くの国々を歴訪した。渡り鳥のように勢い良く飛び回り、あまたの景色を見続けてきたタイニーハウスだ。
製作時間は、実は75時間。Youtubeでその様子が公開されている(動画は2分程度)。瞬く間に建設されていく様子は、見ているこちらをワクワクさせてくれる。
これだけの短時間でつくったとなると、建てたのは建築のプロかと想像する。しかしそうではなく、エンジニアや科学者といった多彩な肩書きの人たちだ。「専門的な知識がなくとも家はつくれるのではないか」といった希望をもらえる。
製作場所はDelft University of Technology という大学で、ロケット工房である Delft Aerospace Rocket Engineeringから使用する道具を借りた。ロケット工房の人たちが手を貸したから、というわけでもないだろうが、わずか3日間で完成させた破竹の勢いはロケットに負けていない。