ペダルを漕いで豆を挽く、オフグリッドのコーヒーバイク「Velopresso」
![velopresso_3](https://i0.wp.com/yadokari.net/wp-content/uploads/2015/07/velopresso_3-620x465.jpg?resize=620%2C465&ssl=1)
イベントやフェスで見かけることが多くなってきたコーヒーのケータリングカー。店によって豆や淹れ方が異なり、味や香りが気になって、見かけるたびに「ちょっと飲んで行こうかな」と考えてしまう。
日本では車を改造したお店が多いが、今回ご紹介するのは自転車を改造した、コーヒーのケータリングバイクだ。
フランス語で自転車を意味する「velo」そこにエスプレッソの「presso」を組み合わせたのが「velopresso」。
その名の通り自転車のエスプレッソ屋台で、小さなボディにはコーヒー屋さんに必要な機能が詰め込まれている。
![velopresso_1_espresso2](https://i2.wp.com/yadokari.net/wp-content/uploads/2015/07/velopresso_1_espresso2-620x465.jpg?resize=620%2C465&ssl=1)
移動はもちろん人力で、目的地に着いたらハンドルを外し、「移動モード」から「お店モード」に変身する。
「お店モード」ではペダルを漕ぐと、屋台に備え付けられたミルが動き、豆を挽くことができる。挽いた豆を抽出するのは、ガスで湧かした蒸気の圧力で豆を抽出する、非電化・ボイラー式のエスプレッソマシンだ。
![velopresso_5_espresso4](https://i2.wp.com/yadokari.net/wp-content/uploads/2015/07/velopresso_5_espresso4-620x348.jpg?resize=620%2C348&ssl=1)
velopressoには、スチームミルク用の機械も備え付けられているので、エスプレッソが苦手なお客さんには、カフェラテを提供できる。
また、備品入れとして、4つの大きなストッカーと、2つの小さなストッカーも備える。商いに必要な水・ガス・廃棄物をストックするタンクなどは、もちろんオールインワン。機能的かつコンパクトな、よく計算された1台だ。
値段は9995ユーロ(約136万円、2015年7月現在)からと少々お高いが、ケータリングカーで商いを始めるより安価ではないだろうか。
![VP_rear_view](https://i2.wp.com/yadokari.net/wp-content/uploads/2015/07/VP_rear_view.png?resize=608%2C596&ssl=1)
![VP_Utilities_front_view](https://i1.wp.com/yadokari.net/wp-content/uploads/2015/07/VP_Utilities_front_view.png?resize=608%2C552&ssl=1)
オプションとして、車体の色は15種類、パラソルも17種類から選べ、外観の差別化もばっちり行えるのも嬉しい。
![Velopresso_MK1_01_copyright_Ivan_Coleman1](https://i2.wp.com/yadokari.net/wp-content/uploads/2015/07/Velopresso_MK1_01_copyright_Ivan_Coleman1-620x424.png?resize=620%2C424&ssl=1)
残念ながらまだ日本では発売されていないが、こんな屋台が街中を走っていたら街の雰囲気は一気に華やかになるだろう。
(文=スズキガク)