カラフルでおもちゃ箱のようなトレイラーハウス「Toy Box Tiny Home」
![Toybox-Tiny-Home-Frank-Henderson-and-Paul-Schultz-6](https://i0.wp.com/yadokari.net/wp-content/uploads/2015/08/Toybox-Tiny-Home-Frank-Henderson-and-Paul-Schultz-6-620x412.jpg?resize=620%2C412&ssl=1)
こちらのトレーラーハウス、緑の中に原色で塗り分けられた壁がなんとも鮮やか。黒く縁どられたスチール製の枠と白く塗られた屋根と壁面が独特のリズム感を呼び、コミカルな印象で、まるで積み木細工で作られたかのようだ。
![Via: tinybnb.com](https://i1.wp.com/yadokari.net/wp-content/uploads/2015/08/toybox9.jpg?resize=620%2C400&ssl=1)
リビング部分は13.6㎡、ロフト部分は4.7㎡と広くはないが、入り口は大きく開くスライド式のガラスドアが採用されている。これにより開放感があり、広さを感じさせてくれる。また自然光をいっぱいに取り込むことができるメリットもある。バスルームにも小さいながら窓がついているので湿気がこもらず快適である。シャワーとシンクのタブは共用だ。ここにも省スペースの工夫がみられる。
![Via: inhabitat.com](https://i0.wp.com/yadokari.net/wp-content/uploads/2015/08/toybox1.jpg?resize=620%2C435&ssl=1)
リビングスペースにはボックス型のスツールが置かれ、並べ方、組み合わせによって、ソファー、簡易ベッドと変幻自在だ。このスツールは収納も兼ねている。カフェテーブルはボードをスツールに乗せただけとシンプル極まりない。動かせる家具は空間に柔軟性を持たせ、小さな空間を快適に過ごすための優れたアイデアだ。
![Via: inhabitat.com](https://i0.wp.com/yadokari.net/wp-content/uploads/2015/08/toybox7.jpg?resize=620%2C435&ssl=1)
![Via: inhabitat.com](https://i1.wp.com/yadokari.net/wp-content/uploads/2015/08/toybox8.jpg?resize=620%2C435&ssl=1)
キッチンはスチール製でスタイリッシュなつくりだ。正面壁に備え付けられた棚があり中が見える。豆やハーブなどのストックがインテリア装飾としても色を添えている。サイドにも棚があるが、こちらは扉つき。見せたくないものはこちらに収納できるようになっている。
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![Via: inhabitat.com](https://i1.wp.com/yadokari.net/wp-content/uploads/2015/08/toybox2.jpg?resize=620%2C435&ssl=1)
反対側の壁には折り畳み式のテーブル兼机があり、一人の時にはそのまま使い、二人で使うときにはリビングで使っているボードをのせればダイニングテーブルに早変わり。これは一枚板ならではの柔軟性である。
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はしごを使ってロフトにあがると、キングサイズの布団をおいても余るほど十分なスペースが確保されている。窓があるので圧迫感を感じることなく過ごすことができる。
![Via: inhabitat.com](https://i0.wp.com/yadokari.net/wp-content/uploads/2015/08/toybox5.jpg?resize=620%2C435&ssl=1)
そしてこのトレーラー、エコフレンドリーなつくりでもある。シャワーやシンクからの生活排水をガーデンで再利用できるように考えられており、ソーラーパワーパネル、あるいは風力発電の設置も可能である。
全体的に見せる収納と隠す収納のバランスがよく、スタイリッシュで効率的。このカラフルなトレーラーは周りの人々の目も楽しませてくれるに違いない。
(文=加藤聖子)