【書評】大人のたまり場は自分たちで作れる!「大人が作る秘密基地」|YADOKARIの本棚

thumb_DSC_1005_1024大人が作る秘密基地」の著者である影山裕樹氏は、2012年に発刊された「秘密基地の作り方」の編集を担当した。
本書では、影山氏が大人だからこそ作れる秘密基地を紹介している。

秘密基地と聞いて思い出すのは、子供の頃に日が暮れるまで遊んだ公園や山の中だろう。子供時代の思い出の中で、秘密基地はかけがえのない大切な場所だ。サードプレイスと言ってもいいかもしれない。家でも学校でもない場所で過ごす時間は、誰にとっても必要なものだ。
最近は、「神山プロジェクト」のような地方生活の紹介をよく見かける。地方生活と一緒になって連想されるのが、つながりやコミュニティ活動。私たちは自分の居場所の確保に、敏感になってきているのではないだろうか。

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大人が作る秘密基地」は、大人向けの秘密基地を紹介している1冊だ。
ここで紹介されている秘密基地には、大人だからこそ発生する、コミュニティ活動やビジネスなどの問題を解決するための要素を含んでいる。
秘密基地を作る場所・予算・目的によって紹介されるのは「セルフビルド」「廃墟・屋外」「ツリーハウス」「リフォーム」「たまり場」「公共空間」「ビジネス」の7種類。スペースや予算を考慮した実践方法が、読者の秘密基地作りをサポートしてくれる。

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自分が満足する空間をどのように作るのか。そのヒントが本書には書かれている。