キュートなキャンパーで過ごす、リッチなアウトドアタイム「HUTTE HUT」

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Via:httehut-n2a.com

気の利いた時間は、気の利いた空間と共にある。おそらくそれは間違いの無い事実だろう。
空間を構成するのは、肌触りの良い家具、耳に心地よい音楽、良い匂いの食べ物や飲み物、お気に入りの雑貨や本。居心地のよい仲間たち、そこに含まれる要素のひとつに、デザインがある。
気取りすぎない、隙がある、かっこ可愛いデザインと機能。気の利いた時間を過ごすのにぴったりのキャンパーをご紹介しよう。

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Via:httehut-n2a.com

このキャンパーを手がけたのは「Sprouting Sprocket Studio」という、夫婦の工業デザインユニットだ。
「HUTTE HUT」は船をひっくりかえしたような形をしていて、床面積は4㎡、全高は1.8m。中に大人が座って少し余裕ができるくらいの小さなキャンパーだ。最大利用人数は3名なので、少し大きめのテントを想像するとイメージしやすいかもしれない。

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無垢の木材を活かした室内は、気取らず可愛らしい。ドライブに疲れた時は道ばたに車を止めて、お茶をしたり、ごろ寝をしたり、本を読んだりしたら気持ち良さそうだ。天井は布張りで、晴れた日には柔らかい日差しが差し込む。雨の日には布にぶつかる雨の音が心地よい眠りに誘ってくれるだろう。

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しかし難点がひとつ、開口部がひとつなので、風通しは悪そう……。110Aの電源や照明を装備しているので、真夏日には扇風機を持ち込まないと少々暑いかもしれない。

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現在、webサイトでプレオーダーが開始されている「HUTTE HUT」は、ほぼ全ての自動車で牽引が可能だ。
書き終えて気付いたけれど、「HUTTE HUT」は「肌触りの良い家具、耳に心地よい音楽、良い匂いの食べ物や飲み物、お気に入りの雑貨や本」それらを全て詰め込んで移動できそうである。
どこに行っても、どこで過ごしても、気の利いた空間がそこにある。居心地のよい仲間たちは?残念ながら、それはお金では買えないものだ。

(文=スズキガク)

Via:
dwell.com
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