【新連載】僕はテントに住むしかない!|僕は現場主義。世界はこんなに近いのだ。

初めまして。2015年6月から自転車世界一周をスタートしている、熊谷 賢輔(くまがい けんすけ)と申します。
出発地点は、アラスカ州アンカレッジ。そこから、カナダ、アメリカ、メキシコと進み、南米最南端のウシュアイアを目指す。その後は、ヨーロッパへ渡り、アジアを通って日本へ向かう海外3年計画を考えている。

IMG_0098*この自転車で世界一周中!個人サイト「るてん」にて旅の模様をアップ中。

ひそかに活動していた「YADOKARI 都会アウトドア部」

僕はYADOKARIとは日本にいた時から関わらせてもらっていた。
YADOKARIサポーターズはご存知だろうか?YADOKARIのファンが集まった、有志グループである。
そのグループ内で、都会のニッチな部分(夜間の駐車場や、ビルの屋上)を利用して、「都会アウトドア部」という部活をYADOKARIサポーターズ内で、発足しようと試みていた。
そんな僕は今、自転車世界一周をスタートしてしまっている。活動は止まってしまっているが、海外から発信できることはしていきたい。

以下の写真は都会アウトドア部を発足のために、1人で素材撮りをしていたものだ。

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*会社帰りのサラリーマンでも都会アウトドアを楽しめることを証明するため、スーツ姿でテントに泊まる実験もした。

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もともと、都会アウトドア部は、個人宅の庭やビルの屋上など、都会のエアスポット的な空間に入り込んで、都会でアウトドア体験をしたいという思いでスタートしている。「都会アウトドア部」の決起会において、テント体験をしたことがない人が多かったのが、一つの収穫であり、予想通りでもあった。

*以下「都会アウトドア部」の決起会画像。

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テント生活の面白さ

テントの強みは、組み立て簡単、持ち運び簡単、引越し簡単の、3つの「簡単」さにある。
テントを上手く使えばYADOKARIの一つのコンセプトである、スモールライフから幸せを手に入れるキッカケを知ることができるはず。「都会アウトドア」の発足理由の一つとして、テントを使って何か活動をしてきたいという思いがあった。

DSC02975*45リットルバッグにこれだけ入る

世界を舞台に自転車で旅をすると、民家も何もない数百キロの道をいくこともある。だからホテルで泊まることを多用することができない。テント生活が必須であり、テントとともに移動するのが基本のスタイル。

ありがたいことに、僕は過去に長い期間テント生活をしていたことがある。それは自転車で日本一周をした時だ。
120日の期間中、泊まっていた場所は、キャンプ場、野宿、友人宅、ホテルの4パターン。4:2:3:1の割合で、半分以上はテントで生活をしていた。
テント生活をするメリットとは一体なんだろうか?

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宗谷岬にある公園の無料キャンプ場
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テント生活をしていると、こんな景色に出会う確率も高い
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たまには橋の下でも野宿をした

テント生活、1番のメリットは経費削減

旅の支出の多くは、食事代と宿代。ホテルに泊まれば、安くても4000〜6000円かかってしまう。しかし、キャンプ場を利用すれば、1000円以下で抑えられる。

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移動が多いテント生活すると、いつもとは違う景色が見れるので、常に新鮮な気持ちでいられる。
なおかつ、僕は常に移動をしていたので、それがより顕著だ。その日のゴールであるキャンプ場に到着して、夕飯の支度をする。食べ終わった後に、コーヒーを飲みながら海に沈む夕日を見る。そんな時に感じる特別感は、やった人にしか分からない。
その特別感を幸せと呼ぶのかもしれない。

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テント生活からの視点は、あくまで一つの切り口だ。これから世界の色んな人々、建物、自然と出会うことができるだろう。今まで経験したことがない未知を、僕の主観で発信していこうと思う。

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未来の住まい方のヒントを探しに、日本の外側を見てくる。もしかしたら、ヒントだけではなく、答えが転がっているかもしれない。僕は現場主義なのだ。

熊谷 賢輔
個人サイト「るてん」にて旅の模様をアップ中。