モロッコの食卓におじゃましました!現地のタジン鍋は、プルーン入りもあるんです。| 世界中で広がる‘市民料理’を通じた出会い by KitchHike
北アフリカのアラブ国家、モロッコの文化って?
世界の家庭料理を旅しよう!世界中の食卓で料理をつくる人(COOK)と食べる人(HIKER)をマッチングするWEBサービス、KitchHikeです! 旅先で現地の人を訪ねて、世界中の食卓を実際に取材してきた模様を臨場感たっぷりにお届けいたします。
初回の舞台となったのは、モロッコ!皆さん、モロッコと聞いて何を思い浮かべますか?砂漠、ラクダ、ターバン、マラケシュのスーク、それとも屋台の生搾りオレンジジュース?
国教はイスラム教でありながら、憲法で宗教の自由が保証されている寛容な国。キリスト教、ユダヤ教、イスラム教が混在しながら平和に成り立っています。公用語となるのは、先住民のベルベル人が話すベルベル語とアラビア語。フランスの保護領であった期間が長いことから、フランス語を巧みに操る人もたくさん。
最近では、流暢な英語を話す人も珍しくないそう。う~ん、思った以上にハイブリッドな国!文化が混在している国の料理は、得てしておいしいことが多い。
モロッコ食文化の代表料理、タジン鍋!
さて、そんなモロッコの代表料理といえば、やっぱりタジン鍋!とんがり帽子のような形がかわいい素焼きの土鍋です。蒸された食材から上がる水蒸気が、水滴となって食材の元へ戻る造り。料理の風味まで逃さない蒸し焼きにぴったり。砂漠や乾燥した地域がほとんどのモロッコでは、昔から水が貴重品。うかつにジャブジャブ使えません!
食材の水分だけで調理できる工夫が施された先人の智慧。過酷な環境下を生き延びるためのGOOD IDEA、理にかなった調理器具。かわいいだけじゃない、賢いお鍋さんなんです。見直してしまいますね。
伝統的な茶色に加えて、最近はカラフルな色や装飾が施されたパターンも人気があるそう。おいしい、ヘルシー且つスマートな仕上がりの上に、ビジュアルもいいなんて。全世界で流行りそうな予感がしてきます。
現地ならでは、プルーン入りオリジナルレシピ!
今回、調理をしてくれたのは、4ヶ国語を話す才女のソフィアさん。メインの料理は、タジン鍋の中でもやや珍しいプルーン入りのもの。数えきれないスパイスとしっとり甘いプルーンのハーモニーや如何に!?
熱気ムンムンの市場で材料を調達するところから、意匠が目を引く台所で調理する様子まで、ばっちり張り付いて収めてきましたよ。異国の食卓を取り巻く空気を臨場感たっぷりにお楽しみください。モロッコの虜になること間違いなし!料理と一緒に文化も食べちゃうKitchHikeの世界観をご堪能あれ。