嬬恋ベースでガレージライフ・ビルトイン2台・倉庫有
クルマ好き、バイク好きにとって、愛車を雨露から守るガレージはなくてはならないもの。願わくばガレージには2 台分のスペースがあって、「世田谷ベース」よろしく愛車を愛でたり、メンテナンス用品や関連グッズを美しくディスプレーできたら最高だ。
エリア:群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原字鬼の泉水 価格:1,600万円
建物面積:73.99坪 敷地面積:243.52坪
間取り:5LDK+S
群馬県嬬恋村の鬼押ハイウェイと日本ロマンチック街道に挟まれ、国道235号線に近接する鬼の泉水(せんすい)エリア。緑豊かなこの別荘地に、北海道の酪農地帯などではおなじみの、二面切妻二段勾配を特徴とするギャンブレル屋根の家がある。
3階建の1階部分はオーバースライダーのシャッターで守られた車2台分のガレージスペースになっており、そのシャッターとは別に出入り口のドアが並ぶ。愛車2台を余裕で駐車できるガレージは広い別荘地の家ならでは。さらにうれしいことに、ガレージの奥には水の使える倉庫スペースまで隠されていた。
2階リビングとコッソリつながった倉庫が隠れ家感満載!?
倉庫は2階リビングと内階段でつながっており、いちいち外に出ずとも1階の倉庫とガレージに出入りできるビルトインガレージ仕様である。クルマを愛する諸氏にとって、これほどありがたい設備は他にないだろう。2階のドアが階下の倉庫につながっているなんて、なんだかスパイのアジトみたいでワクワクしてこないだろうか?
建物正面からは全容がわからず、扉1枚でガレージに出られる倉庫は「秘密の隠れ家」にうってつけだ。住まう人の趣味趣向で、無限の可能性を秘めた場所とも言える。
クルマ好きならクルマ関係の書籍やグッズを並べたワイヤーラックに、コルビジェのLC2を気取って黒のレザーソファーをここに置くのだろうか?山荘のような癒し系ルックスの建物からは想像もつかないような、個性的な倉庫スペースの使い方を見てみたい。
牧歌的シェアオフィス?それともB&B?
では2階、3階のリビングや個室はどのようになっているか見ていこう。2階は洋室の個室が1部屋と、キッチン、洗面所などの水回り、暖炉のある広々としたリビングルームが自慢の空間だ。天井や壁、窓などの建具には飴色に光る天然木があしらわれており、窓外の緑との対比が美しい。
ガレージに収めるクルマとの相性にもよるが、LDにはアメリカの50’sのライトやソファーなどの家具、ダーツやビリヤード台などを置くとハマりそうである。パーティーをしたり、ホテルのロビーのようにゲストにくつろいでもらう場として重宝しそうだ。
3階には洋室が4部屋、田の字型に配置されている。個人の別荘としては部屋数が多めなので、B&Bなどの少人数向け宿泊施設や、シェアオフィスなんて活用の仕方もありそうだ。もちろんグループのシェア別荘としても楽しめることだろう。
クルマを愛してやまない大人の巨大なショーケース、自然を愛する仕事人のシェアオフィス、牧歌的な雰囲気を活かした癒しの宿など、意外にも色々なシチュエーションが楽しめそうな物件である。
休日不動産でおなじみの嬬恋村は住所的には夏暑いイメージのある群馬県だが、北軽井沢に近い避暑地エリアだ。夏場の涼しさは折り紙つきだが、冬の寒さもそれなりに厳しい。購入に際しては、凍結対策、除雪対策など現地や不動産会社からあらかじめ情報を得ておくことをお勧めする。