契約書にサインして、世界中好きな場所に住もう!「Roam Co-living」 が提案するノマド暮らし
今回紹介するのは、建築・デザイン系の海外メディアで最近熱い注目を集めている「Roam Co-living」。ノマドライフを推奨する面白いコンセプトの共同居住プロジェクトだ。
「Sign one lease. Live around the world.(契約書にサインして、世界中に住もう)」という決まり文句通り、月々一定額の家賃さえ納めれば、世界中に点在するRoamネットワークの物件を好きに選んで暮らすことができるという。現在のところ、頻繁に利用しているのはラップトップひとつで仕事ができるクリエイターやIT起業家が多いのだとか。世界にまたがる「住む」コワーキングスペースというイメージに近いかもしれない。
バリのリゾートや、マイアミの豪華物件まで
驚かされるのは、Roamが契約を結ぶ物件の豪華さだ。バリのリゾートから、マイアミの元豪華ホテルまで、バケーションに行ったかのような気分で暮らすことができるが、海外に出てまで部屋に閉じこもっていては意味がない。同じ建物の住民とは、常に顔を合わせなければいけないのだ。
ノマドライフの先駆者達の生活をのぞきみよう
まだまだ始まったばかりのプロジェクトだが、参加者によって送られてくる写真から、世界のノマドライフの様子を垣間見ることができる。なんともうらやましい空間ばかりだ。
もちろん、賛否両論ある。クリエイターや無職の金持ちなど、利用する人が比較的限られているという点や、ローカルコミュニティとの接点など、課題はまだまだ山積みであるといってよい。下手すれば、近頃のAirbnbのように完全にマーケットに飲み込まれてしまうことも予想できる。
それでも、グローバルに広がるノマドライフの先駆けとして、Roam Co-livingの例から考えられることはある。他拠点移住やノマドライフは、社会のデジタル化や場所に縛られない仕事のあり方と密接に関わっているからだ。未来の住まい方を考えるアイデアのひとつとして、注目すべきではないだろうか。
Via:
Roam Co-living (Official HP)
Roam Co-living (Facebook)
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