全て段ボールでできたオフグリッドな家「Nido House」
一般に「段ボールに住むようになった」と聞けば、ホームレスにでもなったかと我々は思う。しかし、イタリアの建築家であるフランセーザ・ファダルディにかかればその逆だ。ニドハウスと名付けられたこの見た目に美しい優雅なスモールハウスは、驚くことなかれ、全て段ボールでできている。
3辺はそれぞれ16、19.6、23.2 スクエアメートル。完璧なオフグリッドハウスであり、ソーラーパネルで発電し、雨水を利用する。汚水浄化システムや有機トイレまである徹底ぶり。耐火性、耐熱性、対環境耐性などの詳しい情報は今のところないが、もともと荷物を衝撃から守るために使われる段ボールが決して弱い素材ではないということは言えるだろう。
段ボールであるがゆえリサイクル可能で持ち運びが便利、それゆえこのスモールハウスは決まった場所にはない。現在はイタリアのサルザノでB&Bとして使われているそうだが、次はあなたの街にくるかもしれない。プレハブ小屋は数多くあれど、これだけ軽いものはそうそうないだろう。突飛ではあるが、こういったものが次世代のモバイルハウスとなり得るのかもしれない。
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