古き良きイタリアを感じる。再生されたコテージ「Old Italian Farmhouse」

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イタリア・テゥフィ・ダグナ地方にあるコーニグリオという街の山脇に、ひっそりと佇む夏季休暇のためのコテージがある。元は動物小屋だが、「スタジオコンティーニ」という会社が改築し、今は文化的にも重要とされている。

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このコテージは長年放置されており、多くを作り直さなければならないほどボロボロだった。ただ、石造り壁や朽ちた材木の梁はそのまま残した。それが昔ながらの風合いを出している。イタリア特有の木のポルチコ(柱で支えられた屋根付きの玄関)が脇にある2階建てで、ポルチコの上にはソーラーパネルが備え付けられている。

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総面積は68スクエアメートル。1階にはキッチンとリビングルーム、後方には小さな洗面所。2階は寝室。寝室にある大きな窓からはイタリアの牧歌的な風景が望め心癒される。

この窓による利点はそれだけではない。石造りの家には良くも悪くも暗いイメージがあるが、大きな窓を作ったことによって十分に明るい光が取り込める。その光によってアナログな陰影がつくことで、この家のアンティークさが強調され、とてもいい雰囲気を醸し出している。

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このコテージは「コテージレストリクション」と呼ばれるプロジェクトによって復活した。日本でも今注目されている「古民家再生」と言えるだろう。古きを見直すことで新しいライフスタイルが見つかるかもしれない。

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