コンパクトで機能的なキャンピングカーは山ほどある。美しい手づくりのトレーラーも探せばある。でも、その両方を備え、かつ環境への負荷が少ないものとなると、その最先端を行くアメリカでもなかなか見つからなかったという。そこで、「ないなら、自分たちで造ろう」ということになり、このユニークなトレーラーが誕生した。

開発したのは、ワシントン州にあるHomegrown Trailers社。形は人気のティアドロップだが、木製のパネルとドアが従来のキャンピングカーのイメージをくつがえす。内装にもサステナブルな木材をふんだんに使用し、床はコルク製だ。それに、太陽光パネルとコンポストトイレを完備し、グリーン仕様を追求した。

サイズはたったの2m✕4mだが、ダブルベッドと二段ベッドがあるので4名までＯＫ。ベッドはたためばソファになり、テーブルと椅子をセットすることもできる。キッチンにはお湯の出るシンク、IHクッキングヒーター、冷蔵庫もあり、ポータブルの屋外シャワーをとりつけることも可能だという。

環境への負荷は気になるものの、エコ＝不便という先入観がなきにしもあらず。だが、このトレーラーはそれが二者択一ではないことを教えてくれる。快適で、美しく、かつ環境にもやさしいキャンピングカー。これなら、思いっきりオフグリッドの時間に浸って、自然を満喫できそうだ。

via:
homegrowntrailers.com
treehugger.com