おやおや、これは暖炉の為に用意された丸太置き場？いえいえ、ちがうんです。よくよくみていると、四角い黒い線が……。なんとここがパカっと開いて、ひさし付きの窓に早変わり。

この丸太置き場のような隠れ家は、オランダのデザイナー Piet Hein Eek が、ミュージシャンである Hans Liberg の為に設計した「TREE TRUNK GARDEN HOMES」です。積まれた丸太のように見える外観は、廃材を薄くスライスして、パッチワークのように貼り付けて造られています。

作曲の為だけに造られたこの小屋の内部はとてもシンプルで、キーボードとギター、資料などを置いておくための棚のほか、休憩の為の広々としたソファーしかありません。キーボードをたたく手をとめて窓の外に目をやれば、そこに広がるのは森の風景。集中するためにはもってこいのロケーションです。

誰にも邪魔されず、独り静かに創作をしたいアーティストにうってつけの隠れ家です。あ、でも、こんな面白い建物が建っていたら、興味津々に覗きこむ人が集まってしまうかも？

via : Thomas Mayer