グッドデザインとワイドビューが魅力。ティアドロップ・キャンパー「Vistabule」

via: vistabule.com

「キャンパーといえばティアドロップでしょ!」という根強いファンも多い、長く愛され続けているティアドロップ・キャンパー。手頃な価格も魅力ですが、人気の秘密は、何と言ってもレトロでキュートなその曲線美。中でも、ミネソタ州で製造されているVistabuleは、大きなフロントガラスにサイドドアと丸窓のバランスも絶妙な、所有欲をぐらっと揺さぶるグッドデザインです。これは、ティアドロップ・キャンパーの逸品と言えるかも。

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1929年に始まったアメリカの大恐慌時代。職と住むところを失った人々が、新しい生活の場を求めて旅に出る手段としてブームになったが、ティアドロップ・キャンパーでした。名前の“涙のしずく”には、形以外にも哀しみのニュアンスが込められているのかもしれません。

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Vistabuleの価格は18,000米ドル〜。標準装備に含まれているのは、クイーンサイズのベッドに変わるソファベッド、キッチン裏の収納棚、ソファ・テーブルとサイドテーブル、床下収納、基本照明、リモコン付きファン、AGMドライバッテリーなど。

別途費用となるオプションでは、エクステリアのカラー塗装、ハッチバック・シェード、キッチン設備と水回り、エアコン、ヒーター、ルーフトップ埋込み型ソーラー・システムなどが用途に応じて追加できます。

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艶やかなアルミフレームに、キラキラと輝くステンレス製の窓枠。船舶を思わせるハッチ風のサイドドアと丸窓のデザインに心をつかまれます。ちょこんと突き出たレトロな流線型の黄色のライトも心憎いアクセントです。

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大胆に取られた広い視野のフロントガラスには、強化ガラスを使用。プルダウン式のハニカム・シェードを降ろすことでプライバシーを確保できます。カバ材を使用したウッディーな内装も素朴でリラックスできそう。

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サイドウィンドウは、はね上げてアウトドアの風を取り込むことができます。巻取り式スクリーンを降ろせば虫の入ってくる心配もなし。下には折りたたみ式のサイドテーブルを装備。シンプルながらもユーザーフレンドリーな設計です。ディテールを疎かにしていないデザインにも好感が持てます。

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クイーンサイズのベッドに早変わりするソファベッドの頭部には、幾何学的にデザインされた収納棚があります。マットレスの下には、床下収納スペースも。

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センターには、これまたレトロな三角カーブの取り外し式のソファ・テーブル。テーブルの取り付け位置はカスタマイズ可能です。

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両サイドには、ドーム型ライトと読書灯が一つずつ装備されています。丸窓の木製カバーは鍋の蓋のように取り外しでき、下部にスライド式の蓋受けがあります。

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ハッチバックを開けるとキッチンスペースが現れます。両サイドのキャビネットの間には食器渡し口があり、ソファスペースに後ろから食事を差し入れできる仕組みです。ドロップイン2口バーナー、ウォータータンクとポンプやシンク一式、冷蔵庫やクーラーボックス、カウンター下の引き出し収納はオプションとなっています。キッチン周りを充実させたい場合は、それなりの追加費用が必要ですね。

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こちらが、ルーフトップ埋込み型ソーラー・システム。スマートな外観です。オプションとなりますが、オフグリッド仕様は魅力的。

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標準装備18,000米ドルに、個人的に欲しいオプションを追加して計算してみると…
コウモリ型ハッチバック・シェード($325)、ガラストップのドロップイン2口バーナー($395)、ウォータータンクとポンプとシンク一式($695)、冷蔵庫($995)、ルーフトップ埋込み型ソーラー・システム($875)+キッチン収納棚で、合計22,000米ドルくらいになりました。

ていうか、そもそも牽引する車を持ってない!

しょうがないので、Vistabuleの写真を眺めて我慢することにします。

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