ちょっぴりいそがしかった１週間。そんな週末は、自然に囲まれたミニマルな家で過ごしてみませんか？　「池の別荘」と名づけられたこの小さな家は、アメリカ・ワシントン州のオリンピック半島にあります。池のほとりにある森の牧草地のなかに建てられており、よく目をこらしてみないと見落としてしまうほど、森に溶け込んでいます。この家の持ち主は「別荘」と呼んでいますが、このサイズだと小屋と呼ぶほうがふさわしいかもしれませんね。どちらの名前で呼ぶにしろ、この「池の別荘」は、訪れる人々を自然で包み込み、リラックスをプレゼントしてくれます。

この家の間取りをご紹介しましょう。１階の面積は37.2平方メートル（400平方フィート）、そして後方には、ベットルーム用のロフトがあります。広い家ではありませんが、前方にはリビングとダイニングを兼ねたスペースがあり、アーチ型の天井は高さがあり、室内がとても広く感じられます。ここには食事やコーヒーを楽しむテーブルとチェアに加えて、ゆっくりくつろげるソファとロッキングチェアがあります。雨の日や冬は、ロッキングチェアかソファを陣取り、読書三昧の生活を楽しむことができそうですね。

外のデッキにも、テーブルとチェアが置かれています。晴れた日は、風と太陽の光を感じながら、サラダとバゲット、そしてチーズといったシンプルな食事をするのもちょっと素敵ですね。ミネラルウォーターに加えて、ワインがあれば、さらにリラックスできるかも。バーベキュー用のコンロもあります。ワイルドにお肉を焼いて、仲間を募って、ワイワイ食事するのも楽しいでしょう。

ロフトの下にはキッチンとトイレ、そしてシャワーが設置されています。

限られたスペースとはいえ、キッチンには食事をつくる設備はちゃんと備えられており、冷蔵庫とコーヒーメーカーまで用意されています。もしかしたら、普段の生活と比べると、物足りないかもしれません。でも、このミニマルな設備を使って、シンプルな食事を楽しむといった暮らし方がきっと心を落ち着かせてくれます。モノが少なければ片付けも簡単なので、体も十分に休められるでしょう。

もちろん、トイレには洗面台も設置されています。そして、洗面台の横には木漏れ日の降り注ぐ窓が。普段の朝とは違い、緑を感じながらゆっくり洗顔すると、緊張感が解けていく気がします。

家の中の壁と天井は、パイン材の板と留め具で統一。表面を削った小枝が、窓枠とロフトの仕切りに使われています。木の香りに包まれた空間は、室内にいながらにして、大自然の中にいるような贅沢な雰囲気を味わえます。

薪ストーブも設置されているので、冬も木の恵みを感じながら快適に過ごせそうですね。

 

いくつかの大きな窓からは、池と広大なオリンピック山脈の眺望を楽しむことができます。そして、スライド式のテラスドアからは、デッキへスムースに出られます。ストレスを感じない生活っていいですよね。

小屋の片側の外に突き出した窓際の席は、とても広々としてシングルベッドとしても使えます。窓から木々をみながら昼寝もできるし、お客さまがいらしたときは、臨時のベッドとしてもお使いいただけるのです。とても良いアイデアですね。

 

この小屋で、週末に一人でのんびりするのもよし、気の置けない友人を誘って、一緒に自然に包まれるのもいいですよね。ロフトにあるクィーンサイズのベッド、窓際のシングルベッド、そしてリビングのソファをベッドとして使えば、この池の別荘には最大5名が宿泊できます。

こんな小屋、欲しくなりますよね。でも、今はシェアの時代。もちろんこの小屋も借りることができるんです。がんばっている自分へのご褒美として、こんな家で週末を過ごして、日頃の疲れを自然に癒してもらうのはいかがでしょうか。みなさんも良い週末を、自然の中で過ごしてみませんか？

 

via:

https://smallhousebliss.com/2016/06/03/pond-cottage-olympic-peninsula/