アウトドアのミリオン星ホテル。オランダ発・最高級トレーラー Lume Traveller
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一流ホテルのベッドの上で、満天の星空を眺めながらゆったりと眠りたい。ミニマルなアルミニウム製トレーラーは、テント嫌いのオランダ人アウトドア愛好家がデザインしました。角丸ボックスのオープンルーフをスライドすれば、そこはミリオン星ホテルに早変わり。
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「家の快適さでアウトドアライフを楽しむことが夢でした。星空の下で最高のベッドで眠り、本格的なキッチンで屋外調理できることです」 198cmの背高オランダ人 Hein van de Laarは、コンパクトキャンパーLume Travellerを生み出した理由をこう語ります。
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Lumeトラベラーの最大の特徴は、カパッと開く全面リアハッチとアウトドアキッチン、キャンバス地で蓋をされた大きなオープンルーフです。耐候性のSunbrellaマリンファブリックを折りたためば、1.85m × 1.1mのオープンルーフでアウトドアと一体化。巻き上げ式防虫スクリーンもビルトインされているので、虫に悩まされることなく星空の下で眠ることができます。
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強くて軽量なアルミニウム製シェルは、ブラインドリベットのステッチがアクセント。レトロでミニマルな角丸ボックスは、BRAUNのようなバウハウス・ルーツのドイツ風デザインを思わせ、個人的に非常に好み。
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インテリアには、サステナブルなチーク材のフロアや折りたたみテーブル、グレーの天然ウールフェルトで覆われた内壁、ベッド奥のレザー張りの棚など、シックで上質なデザインに仕上げられています。レザーが映える間接照明も雰囲気抜群。
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柔らかな感触の汚れを防ぐウールフェルトの壁と、巻き上げ式のウィンドウシェードは上品な大人の佇まい。これらの100%オランダデザインの設えは、熟練の職人によるハンドメイドです。
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リアハッチに面するアウトドアキッチンには、2つのガスバーナー付きのステンレス製カウンターや、食器やガラス製品を収納する3つの上部キャビネットと2つの大きな下部キャビネットがあります。40リットルの冷蔵庫とバーベキュー用のガスコネクターも装備。
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Lumeトラベラーには、LT360とLT540の2種類のサイズがあり、「No.1」「PURE」「SHELL」の3つのグレードが用意されています。
オリジナルのLUMEトラベラーLT360「No.1」は、全長517cm(シェル部分373cm)× 幅203cm × 高さ205cmのサイズで、重量1000Kg。可動式ダブルベッド、オープンルーフ、防虫網、100Wソーラーパネル、キッチンのステンレス製調理台、給湯・暖房システム、冷蔵庫を標準装備しており、価格は48,500ユーロ(約580万円)から。
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オプションで、エアコン、モバイルWiFi、薄型テレビ、オーディオシステム、自転車ラック、ルーフマウント・オーニング、後部テントを提供します。中でも後部テントのデザインは秀逸で、価格は2,475ユーロ(約30万円)。ルーフマウント・オーニングと後部テントがあれば、最強のオフグリッドキャンピングができそうです。
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ベーシックモデル「PURE」は、ソーラーパネルやオープンルーフ、給湯・暖房システムを除いた仕様で、価格は39.950ユーロ(約480万円)から。
ベアボーンモデル「SHELL」は、カスタム仕様のパーソナルトラベラーを造りたい人のためのモデル。キッチンのないシェル部分のみで配送され、フードトラックなどに改装して利用することができます。価格は27,250ユーロ(約330万円)から。
より広い拡張モデルLT540は、全長690cm(シェル部分540cm)× 幅240cm × 高さ240cmのサイズで、重量1650Kg。アウトドアキッチン仕様の「モデルA」65,000ユーロ(約780万円)と、インテリアキッチン仕様の「モデルB」57,000ユーロ(約690万円)の2つのタイプがあります。
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箱型デザインのモビリティは、N-VANや新型ジムニーなど、日本でも最近トレンドになっている気がします。Lumeトラベラーの完璧な角丸ボックススタイルとリアハッチ、リベットラインのデザインは、プロダクトデザインとして素晴らしい出来。フードトラックにする場合、ミニマルなオリジナルエクステリアを台無しにせずにどう目立たせるか、それが問題かな。