仕事場も住まいもこれでOK?災害にも強いスターウォーズに出てきそうなボックスハウス「cube one」

このスモールハウスの名前は「cube one(キューブ・ワン)」
まるでスターウォーズやトロンにでも出てきそうな、SFの世界のスモールハウスがそのまま出てきたみたいだ。
シンガポールと中国に本拠を置く「Nestrom(ネストーム)」というスタートアップの建築会社がモダンな街の中で暮らせるスモールハウスとしてデザインした。
白いフォルムに、メカニックな黒いラインは映画スターウォーズに出てくるあの兵隊を想起させる。
このプレハブの面積としては14.5平方メートルほどで、この大きさにベッド、キッチン、ダイニング、シャワーやトイレなどの洗面所とすべてが揃っている。

中も外の未来的な感じが統一されつつも、木などの有機的な建築材を使い、温かみや暮らしやすさを感じさせるデザインだ。

角張った部分を極力なくし、一つ一つ、全てのフォルムが有機的で、丸みがかったカーブを描いている。
また照明もLEDを利用しており、その当て方も、通常のように上から全体を照らすというより、埋め込んだり、下から当てたりと様々な工夫をしており、まるで本当に 宇宙船で暮らしているような感覚になる。
このスモールハウスはこのように近未来的で、快適な生活が送れるにもかかわらず低コストで購入できる点も利点だ。

ベッドの下には収納スペースがあり、狭いスペースを有効活用するアイデアが盛り込まれている。
また、ベッドの上にも収納スペースがある。
物が散らかるのはスタイリッシュな暮らしが台無しになってしまうため、このような細かいスペースがあるとないとでは大きな違いがある。

そして、ベッドの横には大きな窓が取り付けられており、ここから朝日の光が入るため、寝起きの悪い方も気持ち良く起床できる。

中から見ると透明でプライバシーについて心配に思われるかもしれないが、これは外から見れば黒く見える遮光窓なので、寝姿を外の通行者にさらす心配もない。
このスモールハウスの天井にはソーラーパネルも取り付けられているため、電力の自給自足も可能だ。
電源をつなぐ必要がないので、これで好きな場所に設置することができる。

見た目から想像できるように、このスモールハウスはAIによる自動化機能がふんだんに取り込まれている。
実はこの家にはCandy(キャンディー)と呼ばれるAIアシスタントがバーチャルで住んでおり、音楽やTVをつけてもらったり、空調のオンオフを頼んだりと、電気系統の命令をすれば、そのとうりに実行してくれる。
これこそが未来的な住まい方と言えるだろう。
他のメリットとしては亜鉛メッキの塗装をしており、外装には木材などを使用していないため、シロアリなど害虫の被害に遭いにくいことだ。

また、このcube oneは自然災害にも強い。
そのような素材を使っているため、地震耐性もあり、非常に高い高温環境でも耐えることができる。
火災などの状況で火にさらされても2時間まで耐えることが可能だ。
つまり、シェルターとしての機能も非常に優れているのだ。
このような素材を使っていると「環境にやさしくなさそう」と言う感想を持つ方もいるかもしれないが、このスモールハウスの約90%はリサイクル可能な素材でできている。
また、建築段階でも通常の建築より水の使用量が極端に少なくて済むなど、このキャビンは実はエコに関してもしっかり考えて作られている。

一番ベーシックなモデルでも、家具付きで注文でき、世界のどこでも発送可能だ。
また、世帯の大きさを考えて、キャビンの大きさもカスタマイズ可能。
21世紀の近未来の生活がもうそこまで来ている。
そこにスモールハウスのスタイルが応用されているのは決して偶然ではない。
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