【アフターレポート】\二拠点居住とやまなし2022 Vol.2/ 都心×地方の「いいとこ取り」な暮らし 〜実践者と拠点運営者から見た甲府・韮崎・北杜〜

2021年に開催し大好評だったイベントシリーズ「二拠点居住とやまなし」。2022年度の今年も3つのオンラインイベントと現地ツアーを開催し、二拠点・多拠点居住の実践者と、これから二拠点・多拠点居住を始める方々が出会い、交流することのできる場を作っています。

リモートワークが浸透しつつある昨今、新しい時代のライフスタイルとして注目を集めている「二拠点居住」ですが、「興味があっても始め方が分からない」、「近くに実践者がおらずリアルな体験談を聞く機会がない」という方も多いのではないでしょうか?「二拠点居住とやまなし」では、二拠点・多拠点生活の居住先としてぴったりな山梨県の魅力を伝えつつ、実践者たちのリアルな声を聞くことで、新しい暮らしへの1歩を踏み出すきっかけとなることを目指しています。

今回は9/17(土)に行われた本年2度目のオンラインイベント「\二拠点居住とやまなし2022 Vol.2/ 都心×地方の「いいとこ取り」な暮らし 〜実践者と拠点運営者から見た甲府・韮崎・北杜〜」の様子をレポートします。

やまなし暮らしの相談窓口

イベントは、東京・有楽町の「やまなし暮らし支援センター」で移住相談員として働く齋藤さんのお話から始まりました。

山梨県の基本情報や各エリアの特徴、二拠点居住をするにあたって重要な首都圏への交通アクセス、県内に住む人々のワークスタイル、移住を検討している方向けの支援制度など、やまなし暮らしがより具体的にイメージできるようなお話を聞くと、移住に関する漠然とした不安も解消される気がしますね。

やまなし暮らし支援センターでは、首都圏在住で、山梨県への移住や二拠点・多拠点居住を検討している方向けの対面相談・オンライン相談を受け付けています。やまなしの暮らしについて詳しく話を聞いてみたい、個別で相談に乗ってほしいという方はぜひお気軽に足を運んでみてくださいね!

▼やまなし暮らし支援センター
https://www.yamanashi-kankou.jp/yamanashikurashi/index.html

▼やまなし暮らし手帳(やまなし暮らし支援センターの移住相談員が綴るやまなし暮らしについてのブログ)
https://yamanashi-kurashi.themedia.jp/

▼やまなし未来創造インフォメーションサイト(山梨県内のコワーキングスペース・サテライトオフィスの検索はこちらから
https://www.pref.yamanashi.jp/try_yamanashi/nikyotenkyoju/coworking/search/index.html

里帰り二拠点居住で理想の暮らしを形にー辻麻梨菜さん

1人目のゲストは、山梨県北杜市の実家と東京都足立区の賃貸団地にて二拠点居住を行う辻麻梨菜さんです。大学進学を機に地元の北杜市から上京し、新卒で都内の一部上場企業にて6年間会社員として働いていたという辻さんは、どのようにして現在の「里帰り二拠点居住」のスタイルにたどり着いたのでしょうか?

「かつては視点が外に外に向かいがちだった」と語る辻さんのなかで変化が起きたのは、社会人3年目の時に出してしまったある「記録」がきっかけだったと言います。

辻さん「ローカルよりグローバルな視点を強く持って育ち、新卒3年目のときに、全社員のなかでNo.1の残業時間を記録してしまいました。このことをきっかけに自分の働き方や暮らし方について疑問を持つようになり、満員電車で通勤をして、朝から晩まで仕事をして、稼いだお金が家賃に消えるという暮らしを変えたいと思うようになりました。

残業記録の件と同時期に、自分の出身校が統廃合でなくなるかもしれないという話を聞き、地元でも色々な変化が起きていると感じたことも後押しし、地元へのUターンを考えるようになりました。」

辻さん「暮らし方を選ぶ前提条件として、満員電車ですり減る生活をするのは嫌で、北杜市のような自然に囲まれた豊かな暮らしが自分の理想だと考えていました。その反面、当時の社会人3年目の自分のスキルでは地元に貢献することは難しく、スキルアップするためには東京にいる必要があるとも感じていて。どうしたらこの両方を実現させることができるのか考えていた頃に、実践者とお会いする機会があり、二拠点居住という選択肢を考え始めました。

 フルリモートワークのベンチャー企業に転職をすれば、スキルアップもできるし、東京に軸足を残しながらも、適宜北杜市に帰って自然に囲まれた生活を実現できる。さらに、二拠点居住を実践しながら山梨の関係人口を増やす仕組みを事業にすることで、より多くの人を山梨と繋げることができるのではと考え、二拠点居住を始め、トレジャーフットに参画して事業を立ち上げました。このように私が二拠点居住を選んだのは、東京の暮らしと山梨の暮らしのいいとこ取りをしたいという思いが背景にあります。」

こうして二拠点居住をスタートした辻さん。現在は本業、副業、個人活動をバランスよく行うことができ、思い描いていた理想の暮らしが形になり始めているそうです。

辻さん「現在は所属している会社の事業を山梨県に紐づけることで、バランスのとれた働き方をしています。2022年4月には、地域で自分のスキルを活かした『複業』を始めたい方を対象とした複業実践プログラム「はたふり」を開講しました。山梨の企業と人を繋ぐ仕事は前職の頃からやりたかったことなので、二拠点居住を始めてから4年が経ち、仕事として地元と関わりを持てるようになったことにやりがいを感じています。

個人の活動としては、コロナ禍で自由に行き来することに気が引けてしまうところがあったので、帰省する頻度が減っても山梨と関われること、地域のためになることを考え、家族総出で『辻米』というプロジェクトを始めました。父が作った米を『辻米』という名前でブランディングし、母が北杜市を中心とした特産品と共に箱詰めし、全国のみなさんに仕送り風にお届けしています。現在は、本業、副業、個人活動含めて、自分が思い描いていた暮らしが形になり始めていると感じます。

『なんでこんなに移動しながら、仕事を複数やっているの?』と聞かれることもありますが、私は単純に山梨が好きで、東京のマンションで隣近所に誰が住んでいるかわからない生活よりも、人との繋がりがある暮らしに豊かさを感じるということが大きいです。人との繋がりを作り、自然に囲まれながら働きつつ、東京にもすぐに出れるという距離感は、豊かさを感じながらやりがいを持って仕事をできる環境なので、こういう暮らし方をしているというのが答えです。里帰りをしているだけという見方もあると思いますが、これから二拠点居住を始めたい方にとって、『里帰り二拠点生活』という選択肢があることも知っていただければと思っています。」

▼はたふり
https://lp.hatafuri.com/

▼辻米
https://www.tsujimai.life/

地元・山梨でまちづくりをー保坂沙央里さん

 

2人目のゲストは、株式会社アッセンブル代表取締役の保坂沙央里さん。山梨県韮崎市出身で、大学進学と同時に東京に拠点を移したという保坂さん。大学卒業後は自分のやりたいことにチャレンジするため大手企業や中小企業、ベンチャー企業などに転職を重ねたと言います。東京でキャリアを重ねていた保坂さんは、なぜ山梨と東京の二拠点居住をすることになったのでしょうか?

保坂さん「長らく東京で生活しながらも、『私はいつか山梨に帰らなければいけない』という気持ちが漠然とありました。そしてそれは、『自分が山梨でやりたいことをきちんと持ち帰れるようになってからだ』と決めていて。なので東京ではチャレンジを重ね、キャリアアップを軸に仕事をしていました。

都内で最後に働いていた会社では、自分と違う価値観やキャリア、ライフスタイルの人たちに出会うことが多く、自分が将来的に何をしたいかを考えるようになり、『まちづくり』、『地域活性化』、『地方創生』という言葉が気になり始めました。」

「まちづくり」、「地域活性化」、「地方創生」というワードに強く惹かれるようになった保坂さんは、新たなチャレンジとして、2020年3月に京都に拠点を移したと言います。

保坂さん「東京にいてもまちづくりを経験したことがなく、この状態で山梨に帰っても経験値が少なく説得力もないと感じたので、「そうだ、京都へ行こう」と移住を決めました。

京都では、遊郭建築を改装したUNKNOWN KYOTOというレストラン・コワーキングスペース・宿が合体した複合施設のPRディレクションとマネージャーをやらせていただいたり、京都大学の教授や京都の経営者の方と共に会社を設立し、高齢化が進むまちで独居老人の方々と寄り添いコミュニケーションの場となる小さな商店を作るプロジェクトの事業統括を担当させていただきました。京都はサービス業や観光業に携わる人が圧倒的に多いので、東京と商権のバランスが全く違うんです。まちに住む方のこだわりや事業の進め方が東京とは全く違ったので、そういった地域の違いを山梨に帰る前に認識することができてすごく良かったと思っています。

京都に暮らして1年半が経った頃『そろそろ山梨に帰らないと』という気持ちになり、生活の拠点をどこに置くか非常に悩みました。京都へ行ったのも、最終的には地元・山梨でまちづくりをしたいという思いがあってのことだったので、山梨は選択肢から外れることはありませんでしたが、京都を離れるかどうか、再び東京に戻ってさらなるキャリアアップの選択肢をとるのかなど、複数の選択肢の中で揺れていました。

東京は多様な価値観に溢れ、色々な生き方の人たちがいます。スピード感があり最新の情報も入手しやすいので、事業をするうえでの学びも大きく、自分の成長を感じることのできた場所でもあります。悩んだ末に、自分のやりたいことを実現できる地元・山梨と、常にアップデートされ続けている東京の2つを選ぼうという結論に至りました。そうして2021年9月末に、地方活性や地域の社会課題解決を目指した事業を行う会社を山梨で立ち上げ、私の二拠点居住がスタートしました。」

▼UNKNOWN KYOTO
https://unknown.kyoto/

こうして東京と山梨の二拠点居住をスタートした保坂さんですが、今のライフスタイルは非常にバランスが取れていると感じているそうです。

保坂さん「私も山梨にいる時は実家に寝泊りしていますが、移動する頻度はかなり多いです。毎週東京と山梨を行き来しているので、だいたいどちらにもいますし、だいたいどちらにもいません(笑)。

私は東京のスピード感も大好きですが、生まれ育った山梨の自然には他の場所にはない特別感があります。山梨は東京に隣接していて、甲府からは特急あずさで1時間半ほどで新宿まで行くことができるので、東京と山梨を行き来する今のライフスタイルは、自分のなかですごくバランスが取れていると感じています。」

地域と繋がるコワーキングスペースー桐山祐輔さん

3人目のゲストは、2020年4月に甲府駅前にオープンしたコワーキングスペース「CROSS BE」のプロデューサーである桐山祐輔さんです。現在はご家族と共に甲府市に住みながら、「CROSS BE」の運営を行っています。静岡県浜松市出身で、大学時代を名古屋で過ごし、就職後は東海エリアで住まいを移動させることが多かったという桐山さんは、なぜ甲府でコワーキングスペースを運営することになったのでしょうか?

桐山さん「コワーキングスペースの事業に携わるようになったのは、会社員として働いていた2016年のことです。東海地方で10店舗ほどコワーキングスペースを展開している会社で、コワーキングスペース事業のシステム構築やインフラ整備、大型店舗の立ち上げなどに携わり、そこでノウハウを得ることができたと思います。

2019年に独立をし、『やまなし大使』(※)の方とのご縁をきっかけに、山梨県を代表するヒト、モノ、コトが行き交うビジネスや情報の交流拠点を目指すコワーキングスペースCROSS BEをプロデュースすることになりました。CROSS BEという名前には、あなたの『なりたい』や『やりたい』が、この場所での出会いによって実現していく。そんな関係性の生まれる場所を作りたいという想いが込められています。

僕らはその関係性づくりをコーディネートしたり、想いを実現させるためのサポートをしていけたらと考え、出会った人同士が繋がって新しいことを始めたり、セミナー形式の学びの場を作ったり、イベントを開催したり、多様な使い方ができる空間を演出しています。オープンから2年が経ち、おかげさまで現在は月間1700名ほどの延べ利用者数がおり、月額プランで日常の活動拠点として使ってくださる方が130名ほどいらっしゃいます。」

▼CROSS BE
https://crossbe.co.jp/

 「やまなし大使」は、山梨県のイメージアップを図るために、富士山、南アルプス、八ヶ岳などの豊かな自然や、フルーツ、ワイン、ジュエリーをはじめとする県産品などの“やまなしの魅力”を、様々な機会を通してPRしていただくとともに、山梨県を活性化するための提案をいただくことを目的として、県で任命しているボランティア。(https://www.pref.yamanashi.jp/kankou-sk/yamanashi-ambassadors.html

 

CROOSS BEのオープンをきっかけにご家族と共に甲府に移り住んだという桐山さんですが、浜松から山梨への移住は段階的に行ったと言います。

桐山さん「始めのうちは毎週月曜日に山梨に来て1泊か2泊してオープン準備を進め、浜松へ帰っていくという生活でした。CROSS BEがオープンして半年ほどは同じような頻度で浜松と甲府を行き来していましたが、2020年10月に単身で甲府へ引っ越し、週末だけ浜松の家族のもとへ帰る生活に切り替えました。そこからさらに半年が経ち、2021年4月には家族も引っ越しをして、完全に甲府へ移住したという流れです。

半年間単身赴任をしていたのは、子どもの保育園探しが難攻したからです。小さなお子様がいて移住を検討している方は、早めに情報を仕入れたり、相談に乗ってくれる人を見つけておくことをおすすめします。保育園探しは大変でしたが、山梨での子育てはとても充実しています。自然が豊かなので、東京だとお金を払わなければならないような体験を日常のなかで味わうことができ、移住して良かったと思っています。

CROSS BEを運営していて、移住者やUターン、転勤してきたという人が多いまちだと感じています。テレワークやワーケーションに来た方と話していると、甲府の穏やかな気候と暮らしやすい環境が気に入っている方が多い印象です。」

最後に、CROSS BEに留まらない桐山さんの地域活性化のための活動と、二拠点居住を検討している方へのアドバイスをお話してくれました。

桐山さん「地方から都心部に人が流れてしまう要因として、仕事が少ないこと、コミュニティが十分に機能していないこと、まちに真新しさがなく都会へ楽しさを求めてしまうことがあると感じています。新たな挑戦として、都心部に行った人がまちに戻ってきてくれる環境を作りたいと考え『地域ブランディングLabo(ジブラボ)』というチームを作って、経済が循環するような地域づくりを進めています。地方にいても仕事があり、コミュニティが機能し、まちに変化が起きていることが見える状況を作りたいと思い、奮闘しています。

地域の人との繋がり方としては、『まずコワーキングスペースを活用せよ』ですね。どの地域でもコワーキングスペースは人が繋がりやすい場所だと思うので、手始めにどんどん足を運んでみることをおすすめします。二拠点居住の始め方としては、地域との接点を一つずつ作りそれを積み重ねていくこと、そして県外から来ている優位性を遠慮せずに出していくことがポイントだと思います。先に移住している人やUターンで戻っている人はたくさんいるので、自ら発信をして繋がりを作っていけば、二拠点居住を始めるハードルは決して高くないと感じています。」

▼CROSS BE
https://crossbe.co.jp/

もっと深堀り!二拠点居住!

3人にそれぞれの二拠点居住についてお話いただいた後は、二拠点居住をより深堀りするトークセッションと、参加者からの質問にリアルタイムで回答する質問コーナーが行われました。その一部をハイライトでお届けします。

Q.地域の人とはどのように出会い、繋がりましたか?

辻さん「地元ではありますが、二拠点居住を始めるまでに2,3年かけて準備をしました。私が二拠点居住を考え始めた頃はCROSS BEがなくどこから入っていけば良いか分からなかったので、コミュニティを作るために有給休暇を使ってとにかく山梨に帰り、地域で顔が広い方と話して人を紹介してもらい、その人にまた新しい人を紹介してもらい、というのを繰り返していました。そのうちにCROSS BEができる話を聞き、さらに色々な方とお会いするためにそういった場に足を運ぶようになりました。」

保坂さん「私は自分のやりたいことを口に出すようにしていました。そうすると桐山さんが『じゃあこの人に会ったら?』という風にどんどん繋げてくれたので、自分のやりたいことは口に出したほうが良いと思います。あとは勇気はいるけれど、知らないコミュニティに入り込み、1人でも顔見知りの人を作るというのは、京都でも山梨でも実践していました。」

Q.本日はCROSS BEの会員さんも参加してくださっていますが、CROSS BEの体験談があれば教えていただけますか?

会員さん「僕は山梨県人ですが、CROSS BEで桐山さんに人脈を繋いでもらい、仕事が生まれることもありました。CROSS BEに来るととにかく色々な情報が集まっているので、まず足を運んでみると、何か動き出すんじゃないかと感じています。」

桐山さん「引っ越す前に、山梨の人は保守的で内向的だからあまり県外の人を受け入れてくれないと言われたことがありました。緊張していましたが、実際にCROOSS BEを始めてみると、甲府の人は全くそんな感じはありませんでした。

CROOSS BEには色々な人が色々な人を連れて来てくれます。場所柄、ドロップイン利用の6割は首都圏の方なので、首都圏との交流を絶やすことなく山梨をメインの拠点として活動を続けられるのは良い点だと思います。」

Q.一言でいうと「山梨のここが好き」というところを教えていただけますか?

保坂さん「最近『大人って長いな』と思っていて。子ども時代に比べてはるかに長い大人の時間を楽しむには、環境、一緒にいる人、自分が実現したいことのバランスが大事なのではと考えるようになりました。地元の人は『山梨には何もない』と言うけれど、Uターンした身からすると、そこにあるものって、作り出すことができないんです。作り出すことのできない、大人の時間を豊かにするためのものがバランス良く揃っているのが、山梨の好きなところです。」

桐山さん「歳を重ねるとお金を払って楽しむエンターテインメントより、『あるもの』を楽しむ方向にシフトしていくと感じています。日本の温泉の泉質は大きく分けると10種類あり、山梨はそのうち9種類が揃っているらしいのですが、そういった自然の豊かさ、ひいては人や暮らしの豊かさが、山梨には備わっていると思います。引っ越しして後悔したことは今のところ一度もないです。」

辻さん「良い意味で余白があるのかなと思っています。活用できるものもたくさんあるし、そこにあるものを柔軟に楽しむことのできる、可能性を持った場所だと思います。やりたいことを実現するために北杜市の空き家に移住する方も増えていて、そういった方々を受け入れて応援しようとする空気も感じます。私のようにやりたいことが漠然としている人でも、関わりしろがあり、暮らしやすく挑戦しやすい場所だと思います。」

二拠点居住への第一歩は、人と繋がること

ゲストの3人が二拠点居住を始めるうえで重要だと口を揃える「人との繋がり」。今回のイベントでは、全国各地から「二拠点居住」、「移住」、「山梨」といった共通のワードに惹かれたたくさんの方が参加してくださいました。

出会い方が多様化した現代では、オンラインイベントに参加したり、チャットや質問コーナーでコミュニケーションを取ったりと、より気軽なコミュニケーションの中から、人生を変える大きな繋がりが生まれていくこともあるのかもしれません。このイベントで繋がったご縁が、山梨の地で新らしい何かを生み出す日が訪れますように。

 

文/橋本彩香