北欧スウェーデン、夫の祖国の素敵な暮らし

第5回:若者の住むアパートを覗いてみよう in Sweden|北欧スウェーデン、夫の祖国の素敵な暮らし

サリーン森亜プロフィールアイコン | 2015.2.14
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この連載の第1回では、スウェーデンの伝統的な家のレトロなインテリや、おばあちゃんによるハンドメイドの数々を紹介しました。それは、まさに北欧といった感じで、野暮ったいようでいて洗練もされている、とても心惹かれるインテリアでした。
そして、今回は20代のカップルの住むアパートを覗いてきました。スウェーデンの若者はどんな空間に暮らしているのでしょう?

ヨアン(28)とエマ(23)は田舎にある広めのアパートに住んでいます。もともと彼が一人暮らしをしていたアパートですが、今は二人暮らしをしています。
綺麗好きで必要なもの以外は物を置かないようにしていた彼の部屋。しかし、彼女が住み始めてからそのヨアンの掟は敗れ、彼女によって素敵な空間になったようです。

まず、こちらはキッチンです。築40年以上は経っているというアパート。キッチンはレトロな内装が残っています。オーナーさんによって少しずつリノベートされ壁と台はタイルに張り替えられています。色が全く違うタイルなのにマッチしていて、とても可愛らしいキッチンになっています。

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そしてこちらはリビングルーム。 キッチンとは雰囲気ががらっと変わってモダンな雰囲気です。
スウェーデンと言えばIKEA。二人も新しい家具を買うときはいつもIKEAに行っているそう。スウェーデンでは学校やショッピングセンター、どこにいってもIKEAのものを見かけます。
うっかりするとショッピングモールと自宅の電気が一緒なんてことにもなります。でも、IKEAは値段もお手ごろ、デザインも良い、そしてなにより何でも揃うという魅力があるので人気があるのではないでしょうか。

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しかし、そればかりではありません。部屋のデコレーションによってちゃんと”その人らしさ”も出ています。この窓辺に置かれたランプ。こちらはセカンドハンドショップで見つけたものとか。
リユースが国民に馴染んでいるスウェーデンでは、蚤の市やセカンドハンドショップをあちらこちらで見つけます。そこにはいつも人だかりができており、中には若者も沢山います。
「セカンドハンドショップを覗くのは大好き」と語るエマ。モダンな雰囲気の中に置かれる古道具は一層魅力的に見えます。

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窓際にはベージュのキャンドルやガラスでできた球状のオブジェ。インテリア関係の仕事に就くことも考えている彼女、ベージュと茶系でまとめた窓際のインテリアにセンスが光ります。

そして部屋のあちらこちらにキャンドルやランプ。部屋の明かりはほとんどつけることはなく、間接照明が基本です。
余談ですが、私が驚いたのは保育園でも3時のおやつの時間には部屋の明かりを消して、テーブルにはキャンドルが灯ります。1歳児を前にキャンドルは危ないなと感じましたが、こうやって幼い頃からキャンドルに慣れ親しみ、キャンドルが生活に溶け込んでいっているのですね。

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シンプルな印象の彼女のインテリアですが、実は彼女の手作りが沢山隠されています。手作業が大好きな彼女、最近はデコパージュに凝っているとか。写真左上のキャンドルホルダーも右上のキャンドルに施された”HOME”の文字も紙ナプキンを使って彼女がデコパージュしたものです。
その他にも、この家には彼女の手作りがあちらこちらに見られます。

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左:空きビンをペイントしてインテリアに。
右:セカンドハンドで購入したお皿やカップを接着して素敵なタワープレートに。イギリスのアフタヌーンティーのようにクッキーなどの焼き菓子を乗せます。このような小さな手作業が日々の楽しみだそう。こうして日々、部屋のインテリアに考えを巡らせているようです。

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そして、スウェーデンの古い建物には大体見られる暖炉。モダンな中にも築40年以上という隠しきれないレトロが存在するところが私は好きです。
私から見たスウェーデンのインテリアの魅力とスウェーデン人から見る自国のインテリアとではまた視点が色々と違って、とても刺激されます。北欧レトロに心奪われた私は、移住してからというもの蚤の市やセカンドハンドショップに足を運んではあれもこれも可愛い!とレトロな品々を買いあさっていました。

我が家が北欧レトロでいっぱいになったある日、旦那に言われた一言があります。「なんかおばあちゃんちみたい。」 それを言われてハッとしました。
確かに日本の祖父母の家にも昭和な香り漂うお菓子の缶やおばあちゃんが施した刺繍のクッションカバーなどなど、日本のレトロやハンドメイドがあちらこちらにありました。それらも北欧のレトロと同様、今思い返すと素敵なものばかり。
でも、それは確かに「おばあちゃんち!」なのです。スウェーデンの若者にとってもそれは同じなのですね。

モダンな中に古道具を取り入れてアクセントにする。彼女も古いランプを取り入れていたように、最近、スウェーデンのインテリア雑誌でよく見るスタイルです。そして、自分なりにちょっと工夫を凝らしたホームメイドインテリアは暮らしを一層楽しくしてくれます。

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サリーン森亜プロフィールアイコン

Writer サリーン森亜

1981年生まれ、東京育ち。オーストラリアで今の夫(スウェーデン人)とキャンピングカーで4ヶ月間の旅をする。その間、バックパックのみでの1週間のトレッキングや自給自足のファームでの仕事をし東京での生活とは全く異なった、自然と共に暮らすことや、生きるためのスキルがある暮らしを経験する。その後2012年にスウェーデンに移住。夫の生まれ育った田舎町で家族3人で暮らしている。スウェーデンのシンプルで心地の良い暮らし方や暮らしの中に溶け込むビンテージ品、ハンドクラフトに魅了される。蚤の市やハンドクラフトshopを発見し、巡るのが楽しみ。素敵な北欧雑貨をコレクションしながらネットショップもやっています。

FB:Skan.retro Facebook
HP:Skandinavien Retro 北欧雑貨の店

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