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タイニーハウス、最前線

【海外事例】窓の向こうの景色に、一段のぼる家。アメリカ・オレゴン州発のトレーラーハウス「The Black Butte」

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The Black Butteは、アメリカ・オレゴン州ベンドのビルダー、Spindrift Homesが手がけたトレーラーハウスだ。長さ30フィート、幅10フィートのボディに、焼いた黒い木の外壁と片流れ屋根をまとっている。

同社のラインナップの中でフラッグシップにあたる一台で、価格は家具付きで$160,000。小さな家というより、小さな建築作品と呼びたくなる佇まいだ。

黒い外観と、金色に満ちる室内

外から見るThe Black Butteは、黒く焼かれた木と、すっきりした線、黒い枠の窓でできている。静かで、どこか凛とした表情だ。

ところがクラフツマン様式のドアを開けると、空気が一変する。合板張りの天井に、ハニーオークの床。手仕事の木工が隅々まで行き渡り、室内は温かな金色に包まれる。

片流れ屋根の下には黒いシーリングファンと、高い位置に並ぶ窓。光が上から降りてきて、視線は自然と奥のリビングへと引き寄せられていく。

キッチンは控えめで上質だ。バルト海バーチのキャビネットに黒い石のカウンター、ステンレスのガスレンジ。真鍮のグースネック水栓とシンク上の窓が、ほんのりとした温もりと眺めを添えている。

トレーラーハウスの真ん中に、景色を眺める高床

この家の主役は、木の床を一段持ち上げたリビングだ。その先には8.5フィートの大きなピクチャーウィンドウがあり、外の風景をまるごと壁画のように切り取る。

家具はシンプルで彫刻的なものだけ。主役はあくまで景色で、一段上がることで、腰を落ち着けてただ眺めるための場所が生まれている。

しかもこの高さには理由がある。床下には、ガレージの収納並みに深く奥まで続く大きな引き出しが隠されている。小さな暮らしで一番の悩みになりがちな収納を、ひとつの仕掛けで解いてしまう発想だ。

細部まで木で編まれた暮らしの場

明るいオーク材の階段には、小さな棚や引き出しが組み込まれている。溝を刻んだ木のアクセントウォールや、天井まで届くバルト海バーチのクローゼットも、車輪の付いた家ではなかなか見られない造作だ。

ロフトの寝室からは、下のリビングを見渡せる。オークの造り付け棚がゆるやかな仕切りになり、ベッドは木で縁取られた横長の窓の下に収まる。丸いブラケットライトと小さなナイトテーブルが、落ち着いた夜をつくる。

浴室には、深い置き型のバスタブ。タイル張りの壁に真鍮のレインシャワーと金具、壁付けのヴィンテージ風洗面台、非対称な真鍮枠の鏡が個性を添える。トイレはコンポストトイレで、オフグリッドにもなじむつくりだ。

入口近くにはフルサイズのLG製洗濯乾燥機と、バルト海バーチの造り付け棚。家事の場所がきちんと収まり、リビングのすっきりとした線は崩れない。

床を一段上げ、大きな窓の前に座る。それだけで、小さなトレーラーハウスは景色とともに暮らす家になる。

外の眺めを室内に招き入れる感覚は、借景を大切にしてきた日本の住まいにも通じるものがあるだろう。広さより、どこに座り、何を眺めるか。そんな問いを、この一台は静かに投げかけてくる。

The Black Butteのデータ

  • 物件名:The Black Butte
  • ビルダー:Spindrift Homes
  • 国:アメリカ
  • 地域:オレゴン州ベンド
  • サイズ:30フィート長×10フィート幅
  • 価格:$160,000(完全家具付き)
  • 写真:Spindrift Homes

The Black Butteのよくある質問

Q. The Black Butteの大きさは?
A. 長さ30フィート、幅10フィートのトレーラーハウスだ。

Q. The Black Butteはどこのビルダーがつくった?
A. アメリカ・オレゴン州ベンドのSpindrift Homesが手がけた。同社ラインナップのフラッグシップモデルだ。

Q. The Black Butteの価格は?
A. 家具付きで$160,000。Spindrift Homesのラインナップでもっとも高価なモデルだ。

via: https://tinyhousetalk.com/black-butte-spindrift-homes-tiny-house

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